2023年11月15日 16:45
<京都橘大学>全国初!地域文化に貢献できる人材育成・滋賀モデル ―文化財の調査・研究・保存・活用について滋賀県文化財保護協会と連携協定締結―
京都橘大学(京都市山科区、学長:日比野英子)は、公益財団法人滋賀県文化財保護協会との連携協定を令和5年11月13日に締結しました。大学と文化財調査法人が文化財を軸に包括的に連携する全国的にも例のない新しい取り組みです。
連携協定締結式の様子(令和5年11月13日)
■京都橘大学と滋賀県文化財保護協会が連携する目的
<連携の背景>
◆社会的な課題
過疎化や人口減少、少子高齢化等により、地域文化の持続性を支える人材の不足が急速に進んでいる。
◆文化財を取り巻く課題
専門分野や年齢構成に偏りがあり、職員の世代交代に伴う技術や理念の継承に課題がある。
(『滋賀県文化財保存活用大綱』第1章-4)
◇地域の文化財の滅失や散逸等に直面する危機が迫っている。
将来を担う学生が学ぶ《大学》と文化財の調査・研究・保存・活用の最前線を担う《文化財調査法人》がタッグを組んで、課題解決に取り組みます。
<連携のかたち>
◆京都橘大学の強み
〇研究関係の環境・設備が充実している
〇文化財の幅広い専門家を有している
〇滋賀県出身の学生が多く在籍している
◆滋賀県文化財保護協会の強み
〇滋賀県内に豊富な実践の場を持つ
〇埋蔵文化財の調査・研究・保存・活用の幅広い蓄積を持つ
〇県ならびに県内市町の文化財部局とネットワークを持つ
◇取り組み方針
文化財の保存と活用に関する実践的な経験を積む機会を、双方が学生へ継続的に供給する。