2023年12月27日 09:30
CO2削減・リサイクルの救世主、ホクトセブンとネイスが共同開発!過熱水蒸気熱処理プラント「ReGar」誕生
株式会社ホクトセブン(本社:東京都港区)は、株式会社ネイス(本社:東京都新宿区)と共同開発していた過熱水蒸気熱処理プラント「ReGar」が完成したことを令和5年12月18日に発表いたしました。
久保田 まゆみと開発者
【背景と製品】
国連総会で採択された持続可能な開発目標(SDGs)は、経済・社会・環境など世界が抱える問題の解決を目指したものです。
現在、地球上で直面している3つの問題
(1) クリーンでないエネルギーの使用による汚染・有害物質の発生
(2) 持続可能でないエネルギーの使用、廃棄物の増加を伴う生産の不改善
(3) 環境に悪い生産方法・流通や消費、資源の乱用
これらの問題を改善し、次世代に引き継ぐことが私達に課せられた使命です。
「Rear」は、過熱水蒸気を使った熱処理炭化装置を基に「脱炭素社会への移行」「循環社会への移行」「分散型社会への移行」という3つの社会移行を通じた、社会のリデザイン(再設計)をテーマに研究開発したプラントです。このプラントは元来、ゴミとして処理されていた物(廃棄物)を有機物(プラスチック類、木材など)として燃焼することなく水蒸気のみで熱分解処理し、水分・油分を排出させ、炭化・油化させるリサイクルプラントです。