「子どもの思考パターンを探ると、子育てはもっと面白くなる」ママ友ドクター®・ゆみ先生インタビュー(前編)
と思うことが一つのきっかけになることが多いです。特に日本は「みんなと一緒が良い」とされる文化でもあるので。
「他の子と違う」ことに落ち込むのではなく、「この子にはこの子なりの理由があってみんなと同じことをしていない」と捉える。そして、何か困っていることはないかと想像することが大切です。
例えば、言葉の発達が遅くて癇癪が強い子どもは、言葉がうまく喋れない分、体で感情を表現している状態なんです。それがわかれば、「癇癪がある困った子」ではなく「自分の意見をきちんと主張できる子」と捉えられますよね。
ちなみに、言葉の発達が遅い子どもは視覚情報で物事を判断することが得意な場合が多いんですよ。だから私も「子どもがなかなか言葉を話さない」というママの悩みを聞く時は、「言葉のやりとりに頼らず、目で見て判断する力がありそうですね」という話をします。
他の子と違うと感じても、発達特性として捉えて子どもの思考パターンを理解できれば、子育てはもっと面白くなるのではないでしょうか。
―私も子どもの癇癪に悩んだことがあったので、そうやって理解してあげれば良かったのか…と、反省もあります。
ゆみ先生:私も自分の子育てでは、3人目から落ち着いて子どもの特性に対応できるようになりましたよ。