【井上尚弥】次戦なぜ決まらない?バム戦とフェザー級転向の二択

井上尚弥の次戦は、2027年2月か3月になる見通しだ。相手はWBA世界バンタム級スーパー王者のジェシー・ロドリゲスか、フェザー級の世界王者か。
二択が動かないのは、ロドリゲス側の日程が固まっていないためだ。所属する大橋ジムの大橋秀行会長は8月14日、横浜市内で「バムにこだわってはいない」と語った。

※以下、戦績と日程はすべて8月20日時点。

井上尚弥の次戦は2月か3月年内の試合はなし


次戦の時期は2027年の2月か3月。井上尚弥本人が7月27日、地元・神奈川県座間市でのイベント後に「2月あたりにできるならやります」と語り、年内に試合を行わないことも明かした。

2026年の試合は5月2日の一戦のみとなる。
東京ドームで中谷潤人の挑戦を受け、3-0の判定勝ち。通算33戦33勝(27KO)とし、世界戦の連勝を28に伸ばした。米リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP、階級を超えた最強ランキング)でも1位に立つ。

バム戦が決まらない理由とフェザー級転向の可能性


決まらない理由は、対戦相手側の日程にある。ロドリゲス陣営は井上戦の前にバンタム級でもう1試合を挟む意向を示しており、その一戦の時期が定まっていない。

ロドリゲスは26歳。「バム」の愛称で知られ、6月にスーパーフライ級からバンタム級へ上げてWBA王座を獲得し、3階級制覇を果たした。PFPは4位につける。


大橋会長は「バムとやる方向性で今動いている」としながらも、「決まらないならフェザー級に上げる」と語った。バム側の動向を待ち続けるつもりはないという。
フェザー級で王座を奪えば、日本人初の世界5階級制覇となる。相手は主要4団体の王者が候補で、「本人は誰でもいいと言っている」という。一度上げればスーパーバンタム級には戻らない考えも示した。

【井上尚弥】次戦なぜ決まらない?バム戦とフェザー級転向の二択

空白期間に動くベルト9月27日に暫定王座決定戦


井上尚弥が戦わない間も、ベルトは動く。IBFは防衛戦が2027年以降になることを踏まえてスーパーバンタム級の暫定王座設置を決め、9月27日にトヨタアリーナ東京で同級1位の西田凌佑と2位サム・グッドマンによる暫定王座決定戦が組まれた。

西田は会見で、暫定王座を獲れば、正規王者が返上した場合は自身が昇格し、返上しなくても対戦の可能性が生まれると語っている。
次戦の行方は、この階級の勢力図そのものを動かす。

決断の時期は近い。モンスターがどちらの道を選ぶのか。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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