【夏の甲子園】決勝は8月22日午前10時 智辯和歌山と健大高崎が歩んだ15日間

第108回全国高等学校野球選手権大会は8月22日、決勝を迎える。8月5日に始まった大会は18日間の会期を終え、最後の1試合を残すのみとなった。
決勝に進んだのは智辯和歌山と健大高崎。開始は午前10時で、試合後には閉会式が行われる。両校がここまでどう勝ち上がってきたのかを、記録から振り返る。

※以下、日程と記録は2026年8月21日時点。

決勝に進んだ2校


智辯和歌山は夏の全国大会に3年連続29回目の出場。決勝進出は5年ぶり5度目となる。
前回決勝に進んだ2021年には優勝を果たしており、それが3度目の優勝だった。

健大高崎は3年連続6回目の出場で、夏の決勝は初めてとなる。2024年の選抜大会を制しており、そのときの経験を持つ選手が残る。

【夏の甲子園】決勝は8月22日午前10時 智辯和歌山と健大高崎が歩んだ15日間

登場した回戦が違うため、ここまでの試合数も異なる。智辯和歌山は2回戦から登場して4試合、健大高崎は1回戦から戦って5試合を消化した。決勝は智辯和歌山にとって5試合目、健大高崎にとって6試合目になる。

今大会は3回戦までの組み合わせを8月1日にオンラインで決定し、準々決勝以降は勝ったチームの主将が試合直後にくじを引いて次の相手を決める方式を採っている。シード制がないため、どの回戦から登場するかも抽選で決まった。


両校がここまで対戦してこなかったのは、その抽選の結果である。決勝で初めて顔を合わせることになる。

智辯和歌山の4試合


智辯和歌山の初戦は8月11日の2回戦だった。社を相手に2-1で競り勝ち、大会をスタートさせている。

【夏の甲子園】決勝は8月22日午前10時 智辯和歌山と健大高崎が歩んだ15日間

3回戦では敦賀気比に7-3、準々決勝では仙台育英に11-3。準々決勝は18安打を集めての11得点だった。

準決勝の横浜戦は、1点を追う3回に4点を奪って逆転し、7回にも3点を加えて7-1とした。4試合の得点は27、失点は8である。


初戦の2-1以外は、いずれも6点以上を挙げている。

一方で失点は8。4試合すべてで相手に得点を許しており、完封した試合はない。準々決勝では11点を挙げながら3点を失っている。

点を取り合う展開を勝ち切ってきた、という形になる。

健大高崎の5試合


健大高崎は8月7日の1回戦から登場した。八幡商に7-1で勝ち、以降は僅差の試合が続いている。

2回戦は東海大甲府に1-0。
3回戦は佐野日大に4-1。準々決勝の有明戦は9回を終えて0-0で延長に入り、10回裏に1点を挙げてサヨナラ勝ちを収めた。

準決勝の天理戦も1-0。初回に挙げた1点を、4人の投手をつないで守り切っている。

5試合の得点は14、失点は2。3試合を完封し、1点差の試合を3度制した。

得点の内訳を見ると、14点のうち7点は1回戦で挙げたものだ。以降の4試合で挙げた得点は7。
1試合平均に直すと2点を下回る。

それでも4試合すべてを勝っている。失点が1試合平均0.4に抑えられているためである。

決勝は8月22日午前10時


決勝は8月22日午前10時に始まる。前日の8月21日は休養日にあてられており、両校とも準決勝から中1日を置いて決勝に臨むことになる。

今大会は8月5日の開幕から、3回戦2日目、準々決勝、準決勝の各翌日に休養日を設けてきた。18日間の会期のうち3日を休養日にあて、勝ち進むほど試合間隔が空く設計になっている。決勝前の休養日は、その最後の1日にあたる。


試合後には閉会式が行われる。開幕から15日目、48試合目の試合が、今大会の最後の試合になる。

今大会からは指名打者制が夏の全国大会で初めて導入された。ビデオ検証も採用され、準々決勝では実際に検証が行われる場面があった。制度面でいくつかの変更が加わった大会が、決勝を迎えることになる。

数字が示すもの


両校の数字を並べると、勝ち上がり方の違いが見える。智辯和歌山は1試合平均6.8点を挙げ、健大高崎は1試合平均0.4点に抑えてきた。

ただし、それぞれが戦ってきた相手も試合の展開も異なる。
数字は結果の記録であって、決勝の行方を示すものではない。

大会全体を見れば、準々決勝以降は点が入りにくい試合が増えていた。準決勝の2試合も7-1と1-0で、内容が分かれている。

準々決勝の4試合では3試合が完封で終わり、うち1試合は延長10回までもつれた。勝ち残るほど、1点の重みが増していく展開が続いている。

一方で、点が入るときには入っている。準々決勝では11-3、準決勝では7-1という試合もあった。大差と僅差が同居する大会だった。

最後の1試合がどちらの形になるのか。それは8月22日のグラウンドで決まる。

両校とも、ここまでの5試合または4試合をすべて勝ってきた。負ければ終わるトーナメントで、一度も負けずに最終日まで残った2校である。決勝はその積み重ねの上に置かれた1試合になる。

※日程と記録はいずれも2026年8月21日時点。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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