秋の夜長。「このまま一生独りかも・・・」と不安になったときの考え方
「私いつかは結婚するのかな……?」30歳以上の独身女性なら、一度はそんな不安に襲われたことがあるのでは?女性の生き方が多様化したとはいえ、今でも結婚は幸せの王道として君臨し続けています。
独身のまま一生を終えてしまったら……。でも、それって本当に悪いことですか?
独身が少数派という錯覚
まずは周りを見渡してみてください。本当に結婚している人って、そんなに多いのでしょうか?2010年の国勢調査によれば、25歳~29歳女性の未婚率は60.3%です。そう、全く少数派じゃないんです!
30歳~34歳までになると34.5%と下がりますが、それでも3人に一人は結婚していないことになります。確かに割合で言えば既婚者の方が上回っていますが、それほどの大差とは言えないでしょう。
6年前の調査結果ではありますが、この間に結婚数が急増したなんて噂は耳にしていません。実際、結婚していないことは全く珍しいことではなくなっているんです。
将来のために「今」を台無しにするという矛盾
私たちは、つい先々のことを考えて不安になってしまうものです。結婚できるのか、幸せになれるのかと将来のことを想像して、眠れなくなってしまうこともあるでしょう。
でも、あなたの時間は無限に残されているわけではありません。人生は明日終わるかもしれません。「~かもしれない」なんて不確定な未来のために、大切な今を犠牲にしないでください。
多くの人が、明日も同じ1日がやってくることを疑わずに生きていますが、実際はそんな保障はどこにもありませんよね。遠い未来の心配よりも、今日のことにもっと集中してみましょう。
結婚することよりも大切なこと
結婚は人生を大きく動かす一大事です。
でも残念ながら、結婚したからといって幸せが自動的についてくることはありません。大切なのは、あなた自身の幸せの価値観を見つけることです。その価値観はあなたの人生を支える、ブレない自信になります。
幸せの価値観は人それぞれ。恋人や家族、友人との時間、仕事や趣味など、あなた自身が幸福感を得られることを改めて思い出してみてください。そして今ある幸せに気づきましょう。まだ経験していない何か(結婚)に、幸せを求めるのではなくて。
一人でも大丈夫
ある既婚の年上女性とお話していたときのこと。
次のようなことをおっしゃっていたのが印象的でした。
「私は一人でも二人でも、どちらでも良いの。だから結婚を続けることも、終わらせることもできるのよ」
彼女が自立しているからこそ出た、覚悟ある言葉でした。
結婚は誰かに寄りかかるためにするものではありません。かの、あいだみつをさんも言っています。
「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」と。
一人でも、二人になっても、あなたを幸せにできるのは、あなた自身。誰もあなたを幸せにはできないかもしれないけれど、あなたの幸せを邪魔することもできないんです。