大切な人がいる人へ。当たり前な日々なんてないと思わせる本「最後だとわかっていたなら」
ノーマ コーネット マレックは、2004年に癌で亡くなっている。テロの後、この詩がチェーンメールで配信されたことを知ったときは、無断で使用されていたことに対する憤りとは裏腹に、平和を願うために、この詩が使われていたことに関しとても喜んだそうだ。
アメリカで、9.11テロの後に無断使用で広まり、日本では架空の話がついて回ったこの詩だが、今は徐々に、その事実も浸透しつつある。そしてなお、多くの人の共感や支持を得ているのだ。
普段当たり前に隣にいる、家族や恋人や友人。しかし、明日なにが起こるかなんて、だれにも分からないこと。だからこそ、気持ちを素直に伝えることが大切なのではないか。「当たり前」というのはないのだから。
震災から一年。時は経てど、今だ解決されていないことも多く、癒えない傷も多い。もう一度傍にいる人へ素直な気持ちを伝えることで、お互いの大切さをよりかみしめることができるのではないか。全文はぜひ手にとって見ていただきたい。前に進む気持ちを後押ししてくれる、今だからこそ読みたい本のひとつだ。
お問い合わせ:サンクチュアリ出版 tel.03-5775-6500
公式サイト