共同生活をしていく中で“自然と” と、彼に「結婚したい女」だと思わせることが大切だ。よい例が、「アイロンで結婚を意識した」というエピソード。
そのカップルが、同棲を始めて2、3ヵ月の頃。どちらも仕事が忙しいため、普段、彼のシャツはクリーニングを利用していた。
ただある時、仕事が立て込んでおり連日深夜に帰宅していた彼が、夜中に「明日着るシャツがない!」と気付き焦っていたところ、彼女が「急いで洗濯機回してアイロンかけとくから、もう遅いしその間にお風呂入ってくれば?」と言ってくれた。その瞬間に、あ~やっぱりそろそろ結婚したいなと思った、というのだ。
確かに、付き合いが浅くても料理を作ってあげたりはするが、アイロンはなかなかかけない。日々の生活を一緒に送る中で自然と、“結婚後のふたり”のイメージが湧いてきたことで結婚を意識した、というのは、なんとなく頷ける話ではある。
ちなみに彼はそれまで他に同棲経験はなかったそうだが、元カノの中に「勝手に部屋中掃除されて、洗濯物まで全て片づけられていて、ちょっと怖かった」という人がいたらしく、その家事が完璧なほど、逆にプレッシャーを感じて引いてしまったと話していたそう。
結婚前の同棲に関しては、賛否両論さまざまあるし、ふたりのタイプにもよるだろう。結婚という人生において重要な決断をする前に一緒に住んでみる、というのは、本当にこの人で良いか見極めるためにも、有効な面は色々あると思う。