「結婚したい」と焦る30代女性が抱える心の闇5つ【前編】
以前、広告関係の会社に勤める30代の女性が、こんなことを語っていました。
「友人が出産直後に10キロ以上も太ってしまったのですが、そんなことにはメゲずに幸せそうな顔で待ち合わせ場所に現れたんです。私は正直、あまりの変貌ぶりに驚いたのですが、彼女は旦那さんにこう言われたそうです。『出産して太るのは仕方のないことだから、ゆっくり戻せばいいよ。でも、太った君もかわいいよ』と。本当に羨ましい。婚活を続ける限り、私は激太りすることも見た目が老化することも許されないんですから」
婚活という競争に参加し続ける限り、男女ともに、自分は陳列棚に並べられた“商品”で、商品を手に取って確かめてもらうためには、見た目の劣化は許されないということです。
この、「自分が“商品”である」と自覚して愕然とするのは、20代よりも劣化の兆候が現れ始める30代のほうが多いものなのです。
「後悔先に立たず」とならないように、早めに手を打ってほしいものです。
■同年代の結婚を「素直に」喜べない男女ともに20代でも同年代が結婚すると、「先に行かれた!」と感じることがあるのではないでしょうか。30代に入るとこの気持ちに拍車がかかります。同年代が結婚する話を聞いても素直に祝福しないばかりか、「妥協して相手を選んだ」などと毒を吐く人もいるのです。
また、お祝いの席だとは認識しつつも、祝う気持ちよりも「いい出会いがあったら……」と、結婚式や二次会に過剰な期待を込めてしまいがちになる30代女性もいます。
これはレアケースだと思いますが、結婚式当日に、上半身が白いフリルで縁取られた、ウエディングドレスさながらのワンピースで参加した女性がいました。列席者にジロジロ見られ続けて式は終了。こんなふうに、TPOよりも自身の願望を優先させてしまうほど、「結婚したい!」と焦る前に手を打ったほうが得策です。
後半でも引き続き、「結婚したい!」と焦る30代女性が抱える心の闇をお伝えします。