「結婚したい」と焦る30代女性が抱える心の闇5つ【後編】
彼女は家で家事も手伝っていないため、合コンで男性から「料理するの?」と聞かれても答えられず、曖昧に笑っていただけでした。楽な生活を享受しつつも、実はそこにコンプレックスを抱えているとう本音が垣間見えた気がします。
一人暮らしをしている女性の中には、「今の生活が楽すぎて、他人とは一緒に生活できない」と語る女性がいます。そして、「こんなふうに思う自分は結婚には向いていないのではないか」と、結婚したいと思いながらも心の中で考えていたりするのです。
どちらの場合も本当の意味での危機感を持たなければ、今の状況から脱出はできないでしょう。
■実家に帰りづらくなる親に結婚を急かされていなくても、一人暮らしで30代以上になると実家へ行く足が重くなる、という女性の声を数多く聞いたことがあります。親に申し訳ない、近所の目や親戚からのプレッシャーなど、理由はいくつもあり複雑に絡み合っているようです。ある30代の女性は、「急かさない親のほうがきっと遠慮している。
その姿を見ていると申し訳なくなる」と言っていました。
「結婚=幸せ」ではありませんし、今は結婚しない生き方も選べる時代です。それでも30代の女性たちがこういった心の闇を抱えるのは、結婚しない生き方がスタンダードにまではなっていないからだと言えるでしょう。
結婚・出産しても働きやすい社会環境や、結婚しない男女へ冷たい視線を送る世間の常識が改善されない限り、心の闇は解消されないのかもしれません。