熟成ブームはオトコにも? 年上男性人気復活の予感【後編】
しばらく続いた年下人気から一転、近ごろ「やっぱり年上の男性とつきあいたい!」という女性が増加し、中でも特に、40代後半を中心とした「バブル世代」が人気を集めているという。
前編に続き、彼らはなぜ、女子たちの心をつかみ始めたのかを聞いてみた。
■1. 世代間のギャップが「逆に新鮮」数年前のディスコ復活、そしてファッションでは、カーディガンを肩に巻く「プロデューサー巻き」、ボディコンスカートに似た「ペンシルスカート」など、バブル期を連想させるスタイルがはやり、全盛期に新社会人だった世代を主役にしたドラマも大流行した。
これまで年下や草食系男子が人気を集めていたのは、おしゃれできれいな外見や家庭的な性格などだけではなく、「女性の気持ちをよくわかってくれるからつきあいやすい」ということも大きな理由だったと思う。男性以上に社会で活躍する女性も多くなった現代を考えると当然のことかもしれない。
しかし一方で意外なことに、恋人や結婚相手として「昔ながらの頼りがいのある男性」を求める声は多いという。
バブル世代の価値観は、草食系とは正反対といっても過言ではないが、年を重ねてもまだまだパワーのある彼らが持つ「熱さ」が、今逆に女性を引き寄せているのかもしれない。
また、そもそも精神年齢は女性の方が高いとされている。
ひとまわり以上年が離れていることで、ようやく思いきり寄りかかることのできる「安心感」を得られるということだろうか。