実は遺伝子で決まってる? ダメ男好き女子が幸せになるには【黒川伊保子】
付き合う男は、なぜかいつもダメ男、そういう女性はいませんか? 女にだらしなかったり、借金癖があったり、そんな男性なのに好きになってしまう。そういった女性が幸せになるにはどうしたらいいのか、男女の脳の違いに詳しい脳科学者、黒川伊保子先生に尋ねてみました。
ダメ男を好きになる方は、ステキな女性なのよね。誠実で、お金も稼げ、母性があって、情が深い女性がダメ男を好きになる。それは遺伝子のなせる技なんです。
自分とは違うタイプを好きになって、より多くの遺伝子のバリエーションを残すことによって、生物は生存する可能性をあげようとしています。偏った遺伝子しか残せなかったら、異常気象があったり、伝染病が流行ったりすると、種が絶えてしまうでしょう? 寒さに強い遺伝子も、暑さに強い遺伝子も子孫に残した方がいい。
このため、ヒトは自分とは異なる免疫抗体を作りだす遺伝子を求めるから、感性が真逆の相手の惚れがち。
ダメ男ばかり好きになる女性はイイ女で、そういう男性の遺伝子セットに共通している特徴に惹かれている可能性が高いのです。
でもね、モノは考えよう。ステキなあなたは、地球上のダメ男を助けるために生まれてきた天使。ある意味、覚悟を決めたほうがいい。本当に惚れた男と結婚したければね。
ダメ男の種類ごとに手なづけ方は違います。それぞれにルールを決めて、自分を守ってください。お金にだらしがなければ、「暮らしは私がささえるけど、使い道のわからないお金は絶対に出さない」とか。
あるいは月に最低10万円だけは家に入れてねとか。
日常守ってほしいルール、絶対に許せない限度を決めて、それを守っている間は何も言わないという風にするとよいでしょう。男性は基本的にルール好きの上に、ダメ男は楽な方へ流れる質の持ち主。してしまったことを「どうして?」と問い詰めても面倒くさがって説明もしてくれないけれど、「こうしてね」は意外に守ります。
逆らうより、言いなりになったほうが楽だからです(苦笑)。だからこそ、優しくて、几帳面な女性にとっては一緒にいて楽な一面があるのです。(そこに惚れちゃうんでしょ?)