自然と彼の方から? 男性に優しくされる女性になるコツ・後編【黒川伊保子】
また、空間占有率は時系列においても考えられるものなので、考えている以上に、沈黙の時間を長くするように心がけるのもポイント。
沈黙の時間があると、手持ちぶさただわと言う女性もいるようですが、本当は、1時間のうち20分はふたりとも黙っていたほうが男女の関係になりやすいんですよ。
その20分の間は、お店を眺めたり、ウェイターさんの仕事をする手元をじっと見てたり、花に気がついたりしていればいいんです。「あの瓶は何の瓶かな?」とぽつりと言ってみたり。
彼に向き合いすぎないのがポイントですね。「休みの日は何をしてるの?」「何が好き?」「血液型は?」って、彼に対して質問するのではなく、質問の的を彼からはずしてみましょう。「ソチ五輪見てた?」とか。お店のあれこれを見て「あのグラスきれい」といったような会話が本当は重要なんです。
自分のことをしゃべり続けるというのが、一番空間占有率が高いんですね。次に、相手について質問すること。自分についてえんえん語ること。それと恩着せがましいセリフ…「あなたのために、こうもした、ああもした」という話。女性は、プロセスを語りたい癖があるので、恩を着せるつもりがなくても、つい言っちゃうことも。気を付けてね。
だから、沈黙の時間を持つことと、自分やあなたといった当事者ではなく、そこから的をはずしたところで会話をして、さらに言葉数もできれば少なくテンションをおさえた会話をするといいですね。
さらに、声のトーンもそんなに高くなく、メゾソプラノからアルトぐらい、男性が邪魔に感じないということが感性上はとても大切です。
■男性脳に響くポイントを味方につけましょう女性はついついアピールしがちですが、男性脳が自然と好む印象を演出することが大切なんですね。普段あまり意識することがない、空間占有率を味方につけて、彼にとびきり優しくしてもらいましょう。
特集:黒川伊保子が教える、幸せを呼ぶ脳のつかい方
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