帰り道、子供が小さかったころ大好きだったテレビアニメ「プリキュア」(今も小さい女の子に大人気のシリーズです)を突然思い出しました。ご存じない方のために少し説明しますと、昔流行った「セーラームーン」のように、女の子たちが「プリキュア」という正義の味方に変身して悪者をやっつけていく話なのですが、その戦いぶりはかなり勇ましく、しかも主人公たちとからむイケメン男性は、プリキュアに変身した女の子たちがしっかり守っているのです。
「ひみつのアッコちゃん」が「シンデレラ」に変身するマンガを見て育った私(古くてすみません)は「強いオンナを優しく見守るオトコ」が繰り広げるマンガに、これまた当時けっこう衝撃を覚えたのでした。
そして一方、男の子が憧れの存在としてまずハマる「スーパー戦隊シリーズ」もキャラが少しずつ変化しているのです。古き昭和の時代には「ゴレンジャー」という5人組の正義の味方にただひとり「モモレンジャー」というピンク色のユニフォームに変身する女性がいて、若干「お色気担当」的な扱いでした。
しかし! 1984年放送の「超電子バイオマン」では5人のうち2人が女性となって戦力として充分に力を発揮しており、さらに1994年放送の「忍者戦隊カクレンジャー」では女性リーダーが登場しています。これらを見て育った男性は現在、20代半ばから30代前半くらいでしょうか。(ちなみに私の友人男性は20代後半で、まさにこの世代です)
子供の憧れとなっているこれら女性ヒロイン達には、もちろんそれぞれ可愛い面もあるのですが「仲間を守るための戦いはいとわない勇気がある」ところが共通しているように感じます。
男性が求める「女子力」に「守ってあげたくなる可愛らしさ」だけではなく、群れを守る雌ライオンのような「母性のある強さ」も加わってきているのかもしれませんね。
頼りなさげな天然系可愛いキャラの女性は確かにモテます。でも、もしあなたがそんなキャラではないとしたら、無理してそのキャラを演じる必要はないし、「自分は男性にモテるタイプじゃない」と諦めることもありません。
いい意味で男らしさ、女らしさの垣根は低くなりつつある現在、「男気(オトコっぽい、ではありません)」のある、強い優しさを兼ね備えた女性がモテる時代が来ているかもしれません。
2014年は始まったばかり! 今年は「男気」を磨いて、さらにあなたの魅力をアップさせてみてはいかがでしょうか?