気持ちを伝えたい時、断然に違いが出る「好き」の伝え方【伝え方が9割】
今回、『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんにお答えいただいたのは、「初対面の相手への伝え方」続編と、「好き」の伝え方についてのお悩みです。この悩みに当てはまる人は多いかもしれませんね!
■相談1(32歳・主婦)相手を不快にさせない話し方って、どうしたら身につきますか?
■回答拙著のノーをイエスに変える3つのステップを踏めば、相手を不快にさせないばかりか、自分の意見を通すことも可能になります。3つのステップは、以下の通り。
1. 自分の頭の中をそのままコトバにしない
2. 相手の頭の中を想像する
3. 相手のメリットと一致するお願いをつくる
相談者さんは主婦なので、旦那さんに家事を手伝ってもらいたいと仮定してみましょう。「洗濯たたんでよ!」と、自分の頭の中をそのままコトバにした時の旦那さんの頭の中は、「平日働いてるんだから疲れてるんだよ!」となり、そのまま返されてしまう確率も高いと思います。
そこで、「相手のメリットと一致するお願いをつくる」ステップの登場です。例えばノーをイエスに変える7つの切り口のうちの1つ、「選択の自由」を応用して「買い物とクリーニング、どちらかお願いできない?」などと頼んでみましょう。
この場合は、選ばせるということが秘訣です。
まずは人は選べるというだけでメリットを感じます。1つから決めるときは決断になってしまい、なかなか決められないですが、2つからだと選べるので、「決めよう」というモードになるのです。