彼が仕事や友達を優先するのは「オレの女」になった証!? 【黒川伊保子】
大好きな人と付き合って、女子は幸せバラ色一色。1秒でも長く一緒に居たくて、友達とのも先約も何かしら理由をつけてキャンセルしちゃったりするし、夜のデートのために通常の3倍の速さで仕事もこなす。
それなのに、男子はせっかくの休日でも友達との約束を入れちゃうし、デートもすっぽかして仕事を優先。でも、意外や意外。それって男性脳からしたら大事にされている証拠なのだと脳科学者の黒川伊保子さん。
近くにあるものほど目に入らないのが男子です。たとえば、女子は彼や女友達の髪型が変わったらすぐに気づきますよね。でも、男子は彼女が髪色を変えても前髪を切ったとしても気づかなかったりする。
その理由はふたつあります。ひとつは、男子は目の前ではなくて遠くにあるものを把握して、近づいてくる敵に瞬時に照準が合うようになっているから。
ふたつめは、生殖の戦略。オスは子孫繁栄のための「ばら撒く」性。一生のうちに出産回数が限られているメスと比べ、生殖行為に対してリスクが低いので、異性を厳しく取捨選択しないように脳は仕掛けられているのです。
目の前の女子が発情すればつられて発情するくらいの鷹揚さがあり、「このコ、ウエスト何センチだからだめだな」なんて理由でイヤになったりはしません。だから、目の前にいる女子ほど見えないのです。近くにいるから、髪型変えても不満な顔をしても気づかない。
同時に、近ければ近いほど気持ちも手薄になるので、「デートよりも友達との飲み会を優先してはじめて本当の彼女になった」と理解するくらいでちょうどいい。「釣った魚に餌はやらない」のではなく、「釣った魚は見えない」が正解なのです。