まさかの新事実! 男子は「この人だ」と 確信しないまま結婚する!?【黒川伊保子】
■責務を与えると一生大切にされる愛を確信した女子は、理由もなく尽くしてあげることができるけれど、男子にはぼんやり「やさしくしてね」「ずっと好きでいてね」はムダ。身辺を定点で固め、遠くの目標を見定め到達することが快感な男性脳には、分かりやすい責務とゴールをあげて、それを遂行させることが重要です。
たとえば、責務を果たし、「給料」「ボーナス」「昇進」がゴールの会社をおじさんたちは愛し続けますよね。ペットボトルを開けてもらったり電球を替えてもらったり、たとえば「私、週末はいつも寂しくなるから、土曜の夜は必ず電話してね」とかでもいいかもしれません。
ポイントは、定番の責務で頼ること。そして、ゴール確認としてお礼を言ってあげることも忘れずに。洗い物をしてくれたら、「あなたが洗ってくれると汚れの落ちが違う」や、お風呂を洗ってくれたら「男の人じゃないとカビは無理ね」みたいに。
それは手伝いをしてもらうだけの成果ではなく、それが生きがいになるし、外で素敵な若い女性と恋をしたとしても「オレがいなかったら、あいつはカビだらけの風呂で暮らすんだろうな」と、可哀想になって帰ってきたりするので一石三鳥なのです。
もうひとつ大事なのが、一度決めた責務は、もし自分ができたとしても永遠にそれをやり続けてもらうこと。私の息子は私が米袋を持てないと思っていて、いつも代わりに運んでくれています。隣で、もっと重いビール瓶ケースを持っているのに(微笑)。
ペットボトルの蓋は空けられないと言って、ジャムの瓶は平気で開けていても気づかないほど、責務が信号のように入っている男性脳はそれに対して迷いがないのです。
そして、責務を果たしてきた相手に対して、結婚の後半には男性脳の確信のほうが深くなるのです。そんな妻という存在に、ぽっと出の愛人が勝てるわけがありませんから!
特集:黒川伊保子が教える、幸せを呼ぶ脳のつかい方
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