例えば、みんなで嫌いな上司の悪口を言っているとき。今がチャンスとばかりに罵詈雑言がどんどんエスカレートしていきます。そんなときに「天然キャラ」が「でも、●●課長って言葉はキツいけど、言っていることって正しいよね」と水を差したとします。もちろんその場はしらけるけれど、悪口ってどんどんエスカレートしていくもの。みんなに同調して悪口を言い続けるのではなく、どこかで誰かがストップさせないと…と誰もが感じていたのも事実ではないでしょうか。
また、飲み会で人の話を聞かずに自分の自慢話をずっと話し続けている男性がいたとします。周りの女性陣は気を遣って「すご~い」と相槌を打つのも疲れてきた様子。そんなときに「天然キャラ」の女子が「あなた、さっきから自分の話ばっかでつまらない」と言ったら、きっとその男性はムッとするでしょう。
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でも、周りの女性陣は彼女の一言に救われたはずです。同じセリフを「できる女」が言ったとしたら、かなり威圧的な印象になってケンカが勃発するかもしれません。これが「天然キャラ」だからこそできる“場の仕切り方”なわけです。発言が「正論」で固められている「できる女」ではなく、自分の素直な意見を言っている「天然キャラ」だからこそ、まわりが「その通りだ」と納得してしまうのです。
「できる女」が「天然キャラ」になる方法って、実はそんなに難しいことではありません。その方法をご紹介していきましょう。