結婚相手を探しているのに、男性の短所ばかりが気になる理由【黒川伊保子】
42歳を過ぎれば、脳が積極的な生殖を諦めるので、また小学生のころのようにピュアにときめけるようになるのですが…。もし、すぐにでも結婚したいのであれば、「20代の頃のようなときめき」「ロマンチックな恋」を想定しないこと。極端に言えば、手をつないでみて気持ち悪くない相手なら、つがってみるくらいの勇気が必要かもしれません。
手を握れば、だいたいアリかナシかはわかるもの。最初のデートで手をつなぐのが難しい場合は、別れ際に「ありがとう」と言いながら握手する作戦がおすすめです。
ただ30歳で条件ばかりが気になっているということは、ちょっと発情力が低くなっているのかもしれませんね。恋力を上げるためには、きちんとした食事、夜中の12時までに眠る、夜間の携帯電話をやめることが最低条件になります。
闇の中で寝て、朝日とともに起きるというのは男性ホルモンであるテストステロンが出る最低条件。
女性ホルモンのエストロゲンを出すためにも、このテストステロンの分泌は重要で、バランスが崩れると排卵しにくくなります。もともと、生理周期がきちんとしている人は大丈夫ですが、生理不順の人は要注意。
■独身同士の女子会は控えめにまた、恋枯れの友達とグチを言い合う食事会も禁止します! 男子も女子も生殖ホルモンに連動して分泌されるフェロモンという体臭を出していますが、これは主に異性同士が遺伝子相性を見るためのもの。フェロモンの匂いの種類と免疫にかかわる遺伝子の型が一致するのだそうです。ただし、男子同士、女子同士もフェロモンの影響を受け合います。
女子同士の場合は、女性ホルモンが豊富な人の生理周期に、周囲が巻き込まれるように揃ってしまいます。「生理がうつる」というのもこのため。女子高、女子大では当たり前の事実ですよね? 私も昔、寮にいたとき、同室の女子たちの生理が重なる経験を何度もしました(笑)。
その理由としては、人間も、もともとハーレム型の哺乳動物だからといわれています。たとえば、ライオンも一斉に発情して一緒に子育てしますが、その方が、母乳が足りない時に他のメスのお乳がもらえるし、生存の可能性が高くなるから。生理周期を同じくして、一斉に排卵して、一斉に赤ちゃんが出来るのは子孫存続のために好ましいことなのです。
女性ホルモンが豊富な、発情力の強い女子につられるようにして、周囲の女子も女子力が上がる。だから、発情力の高い女子と一緒にいなければいけないのです。モテる友達や、結婚していたり、子供がいる女子とつるんで、恋バナを聞かなくちゃ。恋枯れの身には辛いでしょうけれど、痛い思いで自慢話を聞くくらいがちょうどいいのですよ。
まとめ:黒川伊保子が教える、幸せを呼ぶ脳のつかい方
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