あなたのコレが嫌われる!? イタリア式・地雷度セルフチェック4ポイント【前編】
訳を聞くと、前日に「お金の話ばっかりする女にはもううんざりだ」と言われ、彼女がそれに反発し大ゲンカしたのが原因のよう。「生活費をあんまり入れてくれないのよね…」と彼女がグチるのをなぐさめたことが数回ありましたが、彼にも直接、歯に衣をまったく着せない勢いでお金の不満を言っていたらしいのです。
お金に関する発言は、ライフスタイルや価値観に直結するため、デリケートなものになりがちです。「男性が多めに(または全額)支払う=当たり前」、という見方が一般的ですが、そこにあぐらをかかないこと。
生活にかかる費用については別問題としても、「高価なプレゼントをおねだりする」「費用のかかるイベント(旅行等)をしょっちゅう提案する」など、「なんだか自分ばっかり損してるような気分」という印象をパートナーに与えてしまわないよう注意が必要です。
自分で費用を工面できないようなことに、彼を巻き込むのは基本的にNGと心得て。もちろん、そんな時もよろこんで費用を出してくれるパートナーもいることでしょう。その場合は、感謝を忘れずに。
後で小さなプレゼント(「気を使わせた」と相手にあまり思わせない、消えモノ系)を贈るのもオススメです。二人の関係をより強く結びつける効果が期待できます。
■2.常に自分を正当化するイタリアの北部に住んでいる知人男性から久しぶりに電話をもらったとき、近況を聞いて驚いたことがあります。気が強い前妻と、泥沼の離婚劇を繰り広げていた話を以前聞いていたのですが、離婚成立後3年足らずで「やっぱりあなたの所へ戻りたくなったから、話し合ってほしい」と前妻から連絡があったそうなのです。「ぜんぜん反省してない。いつも自分の意見が正しいと思ってるんだ」と怒りのテンションMAXで、鼻息が電話越しに聞こえる勢いでした。
「でも」「だって」「やっぱり」、こういった言葉を使ってパートナーに自分の意志を畳み掛けたことはありませんか? 自分から見た「大事なこと」が、相手にとっても「同じように大事なこと」とは限りません。自分の考えを伝えるのは大切ですが、押しつけるのは筋違い。
「オレの知ったこっちゃないよ!」とキレられては元も子もありません。
気持ち、考えを伝えるときは「あなたの意見も欲しい」というスタンスを欠かさず、「意見のキャッチボール」になるよう心がけましょう。一人で考えるよりも、二人で話し合う内にもっといい考えが出てくるでしょうし、「頼ってくれて、うれしい」という彼の保護本能をくすぐる効果も期待できそうです。