理想の奥さんほど将来「オッサン妻」になりやすいのはなぜ?
先日、何人かのママ友達とランチをしたとき、「妻がオッサンになりました」というコミックエッセイ(あさ出版)がすごく面白いという話になりました。
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読んだ友人の話によると、恋愛中は清楚で可愛かった奥さんが、結婚して年月が経つごとに昔の面影がなくなり、行動がどんどんオッサン化していることを夫の視点から描かれた内容で、思わず「あー、これわかる!」「自分もこういうことやっている!」と頷いてしまったそうなのです。
それを聞いて、思わず私を含めてその場にいたママ友はビックリしてしまいました。目の前にいる彼女は「オッサン」とはかけ離れた美女です。お家に伺ったこともありますが、掃除は行き届き、お料理も上手! お子さんも行儀がよくてとてもいい子たちで、まさに「良妻賢母を絵に書いたような、理想的な専業主婦」なのです。
そこで私は「あの…あなたが家でオッサンになっているとはとても思えない。家事も育児も完璧にやってるじゃない! オッサン妻って家事に手を抜いて、ラクしてるうちに太ったりしちゃうわけでしょう。全然違うと思うけど」といいました。
すると彼女は首を振り「オッサン妻ってあなたがいうように、ラクしようとしているうちにそうなってしまうタイプと、いい奥さんになろうと頑張っているうちにそうなってしまうタイプがあるんだと思う。ただどちらも“自分のオンナの部分を自ら捨ててしまっているオッサン”であることは一緒なんだよね」と、彼女自身の経験を話してくれました。
もともと頑張り屋の彼女ですが、出産後は慣れない子育てと家事の両立に一人で悪戦苦闘していたそう。ちょうどその頃ご主人様の仕事が忙しかったこともあり、ただでさえ大変な状態の夫に子供のことで更なる負担をかけてはいけない! という気遣いと責任感から、夫が夜ぐっすり眠れるように寝室も別にして子供の夜泣きや授乳に備え、夫の健康も考えて栄養バランスのとれた食事を作り、掃除洗濯も手抜きせず、子供がいるからといって夫の世話をないがしろにしないように頑張っていたとのこと。
なんていい奥さんなんだろう! と感動してしまいましたが、ここからが問題なのです。