娘を思う母の「勘」は侮るなかれ。親に結婚を反対されたカップルがすべきこと
■自分の親に反対されている場合これは手の内がある程度わかるだけに、説得が大変かもしれません。しかし、考えようによっては、彼の交渉能力=ビジネスセンスをチェックするまたとないチャンスにもなります。
あなたの親がなぜ反対しているのかを知り(=クライエントのニーズの把握)、それについて自分の考えはどうなのか、自分の良さは何かを知り(=自社製品のメリット・デメリットを正確に分析)、あなたの親に誠実に伝えて理解を得るよう努力する(=適確なプレゼンテーションでクライエントの心をつかむ)という一連の行動は、ビジネスの場でも一緒です。
もちろん、そこまでしてもあなたと結婚したいという強い意思があるのか、誠実な人なのかを確認することもできます。
もし、本当にあなたが結婚するに値する素敵な男性であれば、(よほど人に対して偏狭な見方をするご両親でなければ)、おそらくご両親を納得させてくれるでしょう。そこまでできない男性であれば、今後何か問題が起こったときもあまり頼りにならないかもしれません。
■「彼は本当に大丈夫?」と確認したほうがいい場合彼の年収や勤務先、学歴や容姿など目に見えているところは申し分ないのに、なぜか親が違和感を覚える(とくに母親が)といったとき、後々問題が発覚することが多かったように思います。たとえば、隠れて付き合っている女性がいるとか、ギャンブル好きで借金を抱えているとか、極度のマザコンであったことがわかったということなどが、私が聞いたケースではありました。
娘に幸せになってほしいと願っている親の「勘」は侮れないとつくづく感じます。
長い結婚生活のなかではしばしば問題や試練が訪れます。それを二人で克服しながら、夫婦は絆を強めていきます。まずは、最初の試練である「親の反対」、二人で頑張って乗り切ってください。