どんなときも女を忘れない、イタリアのサバサバ系女子がモテるワケ
2.オンでは絶対スカートとヒール派細かいことを気にせずさっぱりした性格のゆえか、男女共に友だちが多いサバサバ系キャリア公務員の知人がいます。彼女の知り合いも連れだって、数人でローマの街をぶらぶら散歩していました。たまたま通りかかったお店のショーウィンドウを見るなり彼女が「あのスーツ試着したい!」といい出したので、みんなで中に入ることに。ひざ丈より少しだけ上のスカートが、彼女のすらっとした足によく似合っていました。しかしまだ寒い時期だったので、「とても似合ってる。でも、パンツのほうが快適なんじゃない?」と言ってみたところ「何言ってんの! どんな時期でもオフィスではスカートとヒールが鉄則よ」と、すぐさまダメ出しされました。超美人というわけではないですが、彼氏を切らせたことがないその秘訣は、このこだわりにありそうだなと感じました。
外見までサバサバにならないよう、女性らしさを少しだけ主張するところがイタリア流。
その外見と内面のギャップで多くの人を引きつけるところが、サバサバ系女子の底力のようです。
3.恋のチャンスは逃さない広告関連の仕事をしていて、ヨーロッパ各地をあちこち飛び回っている知人女性がいます。プライベートを充実させるヒマもなさそうに見えますが、彼氏の話をしだすと小一時間はノロケるのをやめません。仕事柄アプローチを受けることが多いようなので、選ぶのが大変でしょ? と聞いてみると「自分から行くことも多い。気が合いそうなら、とりあえず少しはつき合うことにしてる。せっかく出会ったんだし、よく知り合いたいからね」とさらりとした返事が返ってきました。うまくいかなくなった場合でも、いい友だち関係でいることが多いそうです。
肉食系とまではいかないながらも、出会った縁を確実に自分のものにしていく前向きさがイタリアのサバサバ女子。
そのポジティブな雰囲気も、魅力的に受け止められているようです。
筆者は、彼女たちの一人から「スカートをはいた男子になっちゃダメよ。そうなったら女として終わりだと思いなさい」といわれたことがあります。イタリアに来て以来、スッピンで外を歩くのが慣れっこだった筆者の心に、彼女のセリフがグッサリと突き刺さりました。女子力に欠けた「バサバサな女」にならないよう、彼女たちのエッセンスを取り入れてみてくださいね。