が、だからといって…あなたが片思いしている男性がいたとして、その彼に対し「そろそろ結婚もしたいし子供もほしいから、いっそのことわざと妊娠してしまえ!」というアプローチをかけるのは私はオススメできません。もし実行できたとしたら、確かに「結婚」に持ち込める確率は高くなるでしょう。しかし「結婚生活」を持続させるために、かなりの努力と忍耐力を要する覚悟が必要になるからです。
女性と違い男性は、結婚前と後でさほど生活が変わらないこともあり、勢いやタイミングで結婚を決めることがあります。男性に結婚を決意した理由を聞いてみると「そろそろ結婚してもいいかなと思ったとき、彼女が好意を持ってくれてアプローチしてきたから」と答える方が割といます。ですので、「彼女の妊娠」もそのタイミングと考えられて、結婚を決意させることはできるかもしれません。
しかし一方、女性は体内ですでに子供を育てていることもあり、「女性マインド」から「母親マインド」に気持ちを変換するのがたやすい一方、男性はその切り替えが(本人が子供を熱望していた場合は別として)なかなかできません。実際子供が生まれて、目の前にその姿を見せられてもまだピンとこないかもしれません。
デキ婚の場合は結婚後出産までの時間が短いので、よけいに気持ちの切り替えがしづらく、その後の育児がいかに大変かということまで男性は考えられません。その結果、育児が始まっても「俺は結婚して責任はとったんだからあとはよろしく」とばかり、育児に協力しないうえ今まで通り自分の面倒も見てもらおうとするケースが多くなるのです。
それは女性にとって体力的にもかなりの負担となります。とはいえ「育児は大変なのだからアナタも手伝って!」と言ったとしても、彼は心のどこかで「オマエが結婚を迫ってきたから結婚したのに…」という思いがありますから、毎日育児で余裕がなくなればなくなるほど、彼も不満をため込んでいきます。
結果、家の外でウサ晴らし→家より外のほうが伸び伸びして気楽→帰宅が遅くなる→奥さんに責められて、ますます関係悪化ということが出産後に結構起こりえるのです。
もし、「デキ婚」を狙うとしたら、それがゴールなのではなく「彼が結婚してくれたことへの感謝」の気持ちを常に忘れず、家には大きな子供(=夫)と小さい子供(=赤ちゃん)がいると思って、二人の世話を同時にやってやる!くらいの気概をもって臨むか、出産前に「育児は楽しい、子供はかわいい」と彼を洗脳して「子はかすがい」という意識を植え付けたほうがいいかもしれません。
いずれにしても「デキ婚」が幸せなものになるかならないかは、女性の努力によるところが大きいので、よく考えてみてくださいね。
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