容姿はキッカケに過ぎない、 長く愛される女性が必ずしていること
たとえば、夫の帰りが最近遅いとします。女性は「こっちは食事を作って待っているのに、なぜ帰りが遅いんだろう。連絡ぐらい入れてくれてもいいのに。もしかして浮気でもしてる?」と考え、考えているうちに腹もたってきて、夫が帰ってきたらつい帰宅が遅いことを責めてしまいがちです。愛される女性はまず、左脳的思考で「なぜ帰りが遅いんだろう? 仕事が忙しい? 部下を飲みに連れて行ってフォローしている? もしかして浮気かも?」→「いずれにしても早く家に帰れない状況が続いているなら、心身ともに疲れているだろうから、まずは家で寛げる状態を整えておこう」と、状況を把握、分析したうえで、夫が帰ってきたら笑顔で迎えたり、「お疲れ様」といって労ったりと、右脳が司る共感的な態度を取り、折を見て帰宅の遅い理由を尋ねるといった対応をします。
どんなことにおいても相手に対し「最初に自分の思いありき」の対応はせず、その感情はなぜ起こるのかを考えてから、相手が自分の意見を受け入れやすいような状況を作り出し、改善を図るのです。男性は「自分にとって居心地のいい場所」を求めるので、家庭が心地よければ必ずそこに戻ってきますから、結果、長く愛されることになります。前述したドヌーブは、とても男前? な性格だとよく言われるので、思考も行動も男性のようで、一歩下がって男性をたてたり、優しく包みこむような行動はしなかったのかもしれませんね。
では、どうすればそのような思考ができるようになるのでしょうか。それは「もし自分が男性だったら、今どう考えるか、行動するか」を意識することです。自分の思いばかりにとらわれず、相手の側にたって物事を考えるようにすると、相手が何をしてほしいか、自分が今とるべき行動が冷静に見えてきます。
日常、仕事で男性を観察しているとそのようなヒントがたくさんあります。以前、私が会社で働いていたとき、職場の男性が「家に帰ってから奥さんの話を聞くのが苦痛だけど、聞かなければキレて責められるのでそれもイヤだ」という話をしていたのを聞き「奥さんがかわいそう。話くらい聞けばいいのに…」と思っていたのですが、その後自分の仕事が忙しくなり、残業が続くと心身ともに疲れてきて、帰宅したら一刻も早く眠りたいと思う日が続き、ふと「ああ、あの男性はこんな気持ちだったんだろうなあ」としみじみ感じたことがありました。