出張先まで占いで決める。占い大好き“三十路女”は運命の出会いをつかめるのか?
女性ならばなんだかんだと気になるのが“占い”。占いを信じて、そのとおりに実行してみたことは誰しも一度や二度はあるのではないでしょうか。
ここに、占いに翻弄された「占女(せんにょ)」と呼ばれる三十路女がいます。ネスレシアターで公開中のショートフィルム
『恋する占女リータ!』の主人公「占女」こと山本栞(浅見れいなさん)は、大の占い好き。運命の出会いがあるという占いを信じ、タイへ向かいます。
そこで出会ったのが、占いの条件を兼ね備えた中田健(大和田健介さん)。栞は運命の出会いかもと舞い上がります。
しかし、健には占いを嫌いになる複雑な過去が…。互いに惹かれあってはいたものの、占いに対する真逆の考え方が原因で、すれ違ったまま帰国してしまう栞。そんなふたりの行く末は――?
主演の浅見さん、園田監督に聞く「占いで悩みは本当に解決する? 」
この物語のテーマとなっているのは、ずばり占い。今回、監督を務めた園田俊郎さんも、占いが好きなのだそう。「脚本に書いたように、先のことがどうしても気になるというのはあるのかなと思います」というように、雑誌などでも必ず占いはチェックしてしまうのだとか。
一方、栞を演じた女優の浅見さんは、占いに頼らないタイプ。しかし、健を演じた大和田さんは占いが好きだそうで、役柄とはお互い逆だったのだとか。浅見さん自身は、「あまりずっと悩んだりしないで、直感で行動する」とのこと。
けれども、30代女性として栞の悩みには共感するところがあったと言います。「仕事とか、30代だと恋愛とか結婚のこともあるし、女性はそういう悩みがありますよね。私もあります、いろいろね(笑)」
栞のように過去の恋愛に傷ついたときはどうするか、という質問には「時間が解決するし、結局は耐えるしかない」という浅見さんと、「あまり人に頼っても実際は解決しない。自分の中で解決しなければ。でも、占いはその一歩踏み出す“きっかけ”になったりする」と園田監督。
この作品はラブコメディではありますが、占いに頼りすぎるのではなく、“自分で解決することが大切”という力強いメッセージも伝わってきます。過去の失恋をひきずっている人には、とくにおすすめ。次の恋に前向きになれる作品です。