いま、しあわせ? 無意識でおちいっている“あと一歩”であきらめてしまう心理
先日、女性の友人Aさんから、「結婚したいと言っている後輩女性がいるんだけど、誰かいい人いないかしら」という連絡がありました。
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その女性はルックスも男性ウケする清楚な感じで、何かと気が利くタイプ。「これはすぐに相手が見つかるな」と思ったAさんは、何人かの男性を紹介したそうなのですが、なんとこれが全然うまくいかないんだそうです。
紹介した男性達のほとんどは、その女性を気に入り、また会いたいとなるそう。そしてデートまではこぎつけるのですが、彼女がことごとくNO! を突きつけてくるのだとか。
一人目はルックスも良く、超大手企業勤務のさわやか男性を紹介。すると、「いい人だけどノリが軽くて、一人に絞らず浮気しそうで心配で、結婚にはちょっと…」
ならばルックスは正直イマイチだけど、体育会系で女性には一途そうな男性を紹介したら、「いい人だけど仕事が結構激務なうえ、時間が不規則だから、結婚したら生活のリズムが合わなそう…」
それであれば堅実な公務員はどうだ! と紹介すると、「いい人だけど話が盛り上がらなくて、結婚したらずっと無言になってお互い息がつまりそう…」
それなら話し上手でイケメンな美容師がいいかな? と今度は、「いい人だけどお給料があまり高くなさそうで、将来安心して子供が産めないかもしれない…」
という感じですべて玉砕してしまい、もう紹介できる男性がいなくなってしまったそうです。
「実は彼女、すごく理想が高いんじゃないの?」と私が聞くとAさんは「いや、そういうわけではないみたい。別にそんなリッチな男性でなくてもいいし高望みはしないと言うのよ。まあ結婚って何度もすることじゃないから、慎重になってしまうのはわかるんだけどね~」との答えでした。
Aさんの話を聞いて私は、この女性はおそらく、以下の2つの状態になっているのだと思いました。
・自分が結婚に何を望んでいるのか、まだハッキリとわかっていない
・「結婚したいけど結婚したくない」状態