「独りの寂しさ」を一度きちんと受け入れる 【女30からのシアワセ道 vol.5】
近年、晩婚化が進み、年齢を重ねても遊び友だちには困らない人が増え、SNSの浸透も手伝って寂しさを覚える機会が減少しつつある世の中になってきています。
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ですが、できるだけ早く生涯のパートナーとめぐり逢いたいオーバー30の女性のみなさんには、わたしは「独りの寂しさ」を実感し、一度受け入れることをオススメしています。
いまは、結婚するかしないかを選択できる時代です。世間体、老後、出産などの条件を取り除いてしまえば、一生を独りで過ごすことを心の底から寂しいと思えないと、結婚する動機が生まれづらく、行動に移すパワーの源にもなりづらいからです。
■避けられない現実から独りの寂しさを実感
実際にわたしも、「独りの寂しさ」を痛烈に感じて、結婚したい気持ちに拍車がかかった経験をしました。
最初のパンチが、長年続けているライターという職業の性質と、ひとり暮らしという住環境。ライターにはさまざまなタイプがいますが、わたしは自宅でしか原稿を書きません。また、テレビや音楽などの音は耳障りで集中力を削がれるため、原稿を書いているときの部屋は無音です。
その状態が長時間続いて、気づきました。「もし自分がいま突然死しても、何日も発見されないのではないか」と。生活をともにするパートナーがいれば、その日のうちには発見してもらえるでしょう。ですが、自分が具合が悪くなったとき偶然、友人が遊びに来て発見してくれることなど、ドラマでもない限り、かなり可能性は低いはずです。
「独身とはこういうことなのか」と、孤独を突きつけられた気がしました。
次に手術を要する病気をして、声も出せないほど苦しいのに自分で救急車を呼ぶというハードパンチに見舞われ、「独りは危険」と焦りを感じた次第です。