2.「お金がたまったら」を連発する彼
とある知人女性の彼は転職をくり返すことが多く、「転職するたびに正直、モヤモヤとしていた」とこぼしていました。
求職中は、折半している部屋の家賃が払えなくなり、彼女が肩代わりしたことも多かったとか。付きあってすぐに「将来必ず結婚しよう」と言われて指輪ももらっていたものの、「彼が転職ばかりくり返していたら、生活の基盤をつくることもできない」と不安に思っていたそうです。
「お金ができたら必ず結婚するから、待っていてほしい」といわれ、「愛していたし、彼が困っているなら私が助けなきゃ」という思いでがんばっていたといいます。
しかし、「好き」という気持ちだけではどうにもならないこともある…と思わせるできごとに直面したそうです。
あるとき、カードの支払い額を間違えて覚えていた彼女は、口座の残高が足りなくなったことに気がつきました。コーヒー代も払えず、家財道具のなかからオークションにかけられそうなものを探し、かたっぱしから売っていたそう。
給料日までの約1週間、彼女は豆の缶詰だけを食べ続けたといいます。
「お金がたまるのはいつなの? 結婚するのはいつになるのよ?」と彼にブチ切れ、初めての大ゲンカを3日あまり続けたとか。
それまで彼を信じ、具体的なことは一切聞かずにいたそうですが、ケンカをきっかけに彼の口座の残高やお金の出入りをチェック。彼の通帳を見たときは、預金額の大きさに驚いたといいます。
「仕事で独立するための資金をずっとため続けていた。転職をくり返していたのも、経験を積むためだったんだ」と言いにくそうに話してくれたときは、涙が止まらなかったそう。
ようやく資金のメドがつき、彼の独立とふたりの結婚式を来年に控えている彼女ですが「金銭管理はそのまま私がやっているわ。もう豆の缶詰を食べ続ける日々はこりごりよ」と語っていました。
彼をせっつくだけでは、ふたりの関係もいい方向には進まないもの。
ときには傷つく覚悟をして前に踏みだした人にのみ、ハッピーエンドが待っているのかもしれません。
迷ったときはグズグズ考えず、行動してみるのもよさそうですね。
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