指摘するのは逆効果!? 彼の悪いクセを直した女性が実践したこと
3.周囲にも協力してもらって禁煙プロジェクトを実行
“寝タバコ騒ぎ”が互いの両親や家族、友人知人の知るところとなり、本気で禁煙をはじめることになった彼。これを機に、ふたりは同棲をスタートさせました。
「別々に暮らしていたら、絶対禁煙に失敗すると思ったの。だからそばで支えたくて」と語る彼女。最初のうちは我慢しきれなかった彼の“隠しタバコ”を見つけることが多く、そのたびにケンカになったといいます。
「家では吸わなくても、職場で吸われたら終わりでしょう」と考えた彼女は、友人や彼の同僚に、禁煙に協力してもらえるよう頼みました。
「隠しタバコを見つけたら、彼にコーヒーをおごらせる」、「隠れて吸っていることがわかったら、ディナーをおごらせる」というペナルティをつけたとたん、効果が上がったそうです。
迷惑がかからない範囲で、友人知人に協力してもらうのはいい方法です。
周囲に知られるとひっこみがつかなくなるため、成功率を高められるからです。
しかし、あまり大ごとになると本人のやる気が半減することもあるので要注意。中心になってフォローするのは、彼女である自分と心得ることが大切です。
4.禁煙に成功しはじめたあたりで軌道修正
2年近くがたち、ほぼ禁煙に成功したふたりは、別の問題にぶつかりました。彼が7キロ近く太ってしまい、それまで着ていた服が入らなくなったそうです。
悩んだふたりは「タバコをやめる→健康な体を手にいれる」という発想にシフトして、一緒にジム通いをはじめました。
スマホアプリを使ってトレーニングするのにハマった彼は、半年ほどで元の体重に戻ったばかりか「前よりもいい感じの体になれたよ」とご満悦。いまでは、仕事終わりにジムへ直行してから帰宅するほどです。
悪いクセを直せるにこしたことはありませんが、クセをやめさせることばかりに気をとられるのも考えもの。失敗が続けば「もうやめた」と彼のモチベーションの糸が切れてしまことにもなりかねません。「クセを直すことで、新しい自分を見つける」などの軌道修正を取りいれて、前向きな方向を目指すことが成功のカギといえるでしょう。
「男で女は変わる、その逆もしかり」とはよくいったものですが、こちらの真剣な姿勢とサポートする体制を見せてはじめて「こんなに親身になって考えてくれるなら、こちらも本気で自分を変えよう」と思ってもらえるものです。
挫折しそうになっても、誠実に相手をフォローすることが肝心。さらにふたりの絆も強まっていくことでしょう。