■変化に気づく
よほど遊びなれていないかぎり、男性は浮気していると態度に出てしまうそうです。
それは「いままでしていなかったことをする(携帯をトイレやお風呂に持ちこむ、妙にほがらかになる、急な飲み会が多くなるなど)」という行動に現れるため、その変化を見逃さずに早めに気づくことが大切とのこと。
これには「女のカン」がかなり頼りになるそう。「おかしいな」と感じたら、8割は「クロ」だと思ったほうがいいそうです。
■夫を責めたてない
家に帰ってこないなどの露骨な態度をとらず「あくまで隠して付きあっている」ときは、たとえどんなに夫婦仲が悪くても、夫はその時点で「離婚しよう」とは考えていないそうです。
離婚に向かうとすれば、妻に責められたとき。もし決定的な証拠を発見して、精神的に多大なショックを受けたとしても、すぐ夫に突きつけないほうがベター。
ショックが強ければ強いほど感情のコントロールがきかず、夫をきつく責めたててしまうことも少なくないとか。結果的に関係修復に時間がかかってしまうそうです。まずは冷静になり、次の行動を考えること。
■いままでの夫に対する態度を見直す
どんな理由があったとしても、浮気は正当化されることではありません。しかし「100%夫が悪いのかどうか」は、いま一度考えてみたほうがいいでしょう。
結婚生活が長くなってきて、お互いに相手に対して慣れや甘えが出て、思いやりに欠ける態度をとっていなかったか、夫の立場に立ってふりかえることは必要です。
気づいたことがあれば、改めましょう。なんだかんだいっても、男性は結局、自分がラクでいられる、いやすい場所に戻るものだそうです。
■心のなかがどうであっても表面上はニコヤカにふるまう
浮気がばれていてもいなくても、夫はつねに後ろめたい気持ちを抱えています。そのうえ妻が冷たい対応を取りつづけていたら、罪悪感に耐えかねて、さらに家から足が遠のいてしまうもの。
気持ちがこもっていなくてもいいので、家ではいつも通りの会話をして居場所をつくってあげましょう。
■1年をメドに様子を見る
恋愛感情は、四季がひと回りする(1年たつ)ころに、ずっと一緒にいたい相手であるかどうかの結論を導きだすものだそうです。
ということは、「浮気」であれば、放っておいても1年くらいをメドに盛りあがっていた気持ちは冷めていくことでしょう。そのときに家庭が帰りやすい場所になっていれば、騒がずとも収束に向かうとのことです。
夫の浮気を疑いはじめると妻のほうはいろいろと考えこんでしまい、精神的につらくなりがちです。ある程度は「時間」が解決してくれる部分も大きいものです。
考えこまずに済むように、こういうときこそ、自分が夢中になれるものに時間を使いましょう。妻がイキイキとしだすと、夫の見る目も変わるそうです。
ちなみに、有吉佐和子の小説『不信のとき』(新潮文庫)は、浮気している夫に対する妻の対処の仕方が、よくも悪くも参考になるそうです。
Aさんの話をまとめると、心のなかでどう思っていても夫には見せないこと。そして、「自分が正しい」ことをふりかざすことなく、デンと構えているのが一番効果的ということなのですね。
結婚は長丁場。浮気に限らず、ハッピーなことばかりではないでしょう。しかし、互いにそれを乗りこえて、いい夫婦となっていくのだと感じたできごとでした。
土下座して”許しを請う”浮気夫。しかし次の瞬間、妻は冷静に…「そうね…」→信頼関係に亀裂が入る夫の行動