男の魅力は毛で決まる!? イタリア女性の理想はワイルド・イズ・ベスト!
美と芸術の国、イタリア。「モードの国」の名に恥じず、男女とも美意識が高い人が多いように思います。
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たとえば、「つねに美しくありたい」と、ムダ毛のお手入れに血道をあげる女性の数は、ヘタをするとイタリアのほうが上かもしれません。スーパーでも化粧品店でも、日本では考えられないほど多くの種類のムダ毛解消グッズをあちこちで見かけます。
女性がこんなにムダ毛に敏感なら、男性にも同じレベルを要求するのかと思いきや…反対に男性の「毛のお手入れグッズ」はまったくと言っていいほど、見たことがありません。
せいぜい、ひげそり関連のグッズか育毛・養毛剤系が関の山です。こちらでは、毛のお手入れをする男性はまったくと言っていいほど「モテ範囲外」である…と知ったのは、わりと最近でした。
■ムダ毛=ワイルドの象徴!?
2年ほど前、スポーツマンの男性知人と久しぶりにバーで会ったときのことです。
「最近どう?」と近況を聞くと「所属するチームでスタメンに選ばれた」と最初はよろこびの報告があったのですが、お酒がまわるにつれて彼のテンションは右肩下がりに。
無理やり聞きだすと「プロテクターと靴下が下がらないように手足の毛をそった。スタメンで試合に出るから、コンディションを良くしておきたくてね。でも、それが理由で彼女に距離を置かれた」と嘆いていました。
「そんな理由で引く女ってどうなのよ?」と私は話半分に聞いていたのですが、彼が帰った後、周りにいた知人女性陣は「彼女の気持ちはわかる…」と言い出す始末。
「日本では身ぎれいにしたい男性がメンズエステに通ったりするよ。男性がお手入れをしたって別にいいじゃないの」という私の意見は「毛があったほうがワイルドなたくましさを感じられる。そうじゃない男性は軟弱に思えて、魅力を感じるのは難しいわよ」と即座に却下されました。