人を好きになれない私は、恋愛不適合者? 【心屋仁之助 塾】
さて、29歳で管理職に就かれたとのこと。管理職とは、まわりを俯瞰で見ることが求められる立場ですから、自然と視点が高くなります。ストライプさんが同年代の男性に対してちょっと頼りなく感じてしまうのは、そんな視点の違いにも関係があるかもしれませんね。
その視点の高さ、という意味では、既婚男性はちょっと似ているかもしれません。結婚すると、家庭のこと、将来のことなども踏まえながら、さまざまな覚悟も求められる立場へと自然と変わっていくもの。そんな部分が「大人の余裕」のような魅力を感じさせるのかもしれません。
もしかしたら、ストライプさんは、お仕事の立場もあってか、人に甘えたり、頼ったりすることが少なかったり、苦手だったりするのではありませんか? とはいえ、「甘えたい気持ち」「頼りたい気持ち」というのは、誰にでもあるもの。本当はあるのに、出しにくい気持ち。
それが「大人の余裕」を感じる男性の前では出しやすくて、魅力を感じるのかもしれませんね。
つまり、女性の恋愛にとって大切なのは、この「甘えたい気持ち」「頼りたい気持ち」を表現していくことなんです。
これを封印していると、男性に大切に扱われたり、守られたりする機会が、自然と少なくなります。お友達としての対等な交流であれば、それで十分に楽しく、うまくいくのですが、「恋愛対象としての男性の魅力」は感じにくくなってしまうのですよね。
ストライプさんは、「『女』の部分が出てくるのが恥ずかしい」と書かれていましたね。女の部分を出すというのは、女性らしいファッションやメイクをしたり、肌を出したり、甘い声を出したり、かわいらしく媚びるように甘えたりすることだけではありません。
この誰にでもある「甘えたい気持ち」「頼りたい気持ち」を表現していくことこそが女性らしさなんです。
「できないんです」「わからないんです」
「教えてください」「手伝ってください」
そんな言葉を、ぜひ日常生活の中でたくさん使うようにしてみてください。
あなたが頼りないと思っている男性に対しても、ですよ。荷物が重かったら、自分で持てると思っても、男性にお願いしてみること。自分で調べられると思っても、苦手な分野のことは教えてもらうこと。ぜひぜひそんなことを意識してやってみてください。
きっと、男性の頼もしい部分、優しくて大きな部分を再発見していかれるのではないかなと思います。
「過去に好きな人ができた時に周りからからかわれた」とも書かれていますね。確かにからかわれるのは恥ずかしいですよね。でもそれは、ストライプさんが「一人の男性に特別な好意を持つ」そんな素敵な体験をした証拠。
恋愛不適合者であるわけがありません。そんな大切な大切な尊い気持ちを味わった自分を、改めて愛おしく思ってあげてくださいね。
最後に、この2つの言葉をプレゼントします。
「私は、弱い部分を見せて、人に頼ってもいい」
「私は、男性に大切に扱われ、守られて生きてもいい」
ぜひ「そんな自分になっていいんだよ」とご自身にたくさん言ってあげてください。
ストライプさんの心の準備が整った頃、「実は、ぴったりの男性が、もうすでに近くにいたんだ!」なんてことに気づくかもしれません。楽しみにしていてくださいね。
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