30代にもなって、「恋愛に振り回される自分」が嫌いです

発言小町に、「恋愛で左右される自分が嫌い」という投稿が寄せられました。トピ主さんは自分のことを「取り柄がありません」と感じている31歳の女性。仕事は「生きていくために毎日行かなければならないから行ってます」という状況です。

恋愛体質であるものの、現在は元彼を引きずっており、新しい出会いを求めることにも気が乗らない。「どうしようもない30代独身女、嫌になります」と悩める心境を吐露し、「どう生きていくのが正解なのでしょうか」と問いかけています。

目次

・ 「親友」が落ち込んでいたら、どう声をかける?
・「恋愛以外の部分」がしっかりあってこそ、恋愛は楽しいものになる
・年齢とともに自分を嫌いになってしまう人も!?
・ 明日を楽しみに生きるには? この経験もひとつの成長

30代にもなって、「恋愛に振り回される自分」が嫌いです

©Peter Atkins - Fotolia.com


■ 「親友」が落ち込んでいたら、どう声をかける?

投稿時、トピ主さんは「明日を生きるべきだった“素敵な人”と代わってあげたい」というほどにまで思い詰めていた様子。そんなふうに落ち込んでしまう瞬間も、人生には時々ありますよね。

しかし、ダメでもなんでも一生付き合い続けていかなければならないのが自分自身。
さしずめ、「切っても切れない仲の親友」というところでしょうか。親友が落ち込んでいるときに、「本当にダメね、付き合いきれない!」なんていじめていたら、親友はいっそう恐縮し、本来の力を発揮できなくなってしまうでしょう。

それよりは、「しょうがないなあ。でもどうせなら、良い気分でいようよ!」なんて明るく呼びかけ、“何か楽しいこと”にどんどん誘い出してあげたほうが、元気になる気がしませんか? ダメでもなんでも、一番大切な存在なのだと受け止めて。どんなときも、自分が自分のチアリーダーでいてあげてください。

■「恋愛以外の部分」がしっかりあってこそ、恋愛は楽しいものになる

元々は「好きな人とうまくいくと毎日が劇的に楽しく思えるくらい恋愛体質」だというトピ主さん。恋愛をしさえすれば楽しくなれるのに……という思いもあるようですね。友人たちは結婚や出産で交流が減っており、「すごく寂しい」と感じているものの、復縁が難しそうな元彼のことが諦めきれず、新しい出会いを求める気にもなれない――。
そんな葛藤もつづられています。

渇望して追い求めている時期は、“望むような恋愛”はなかなか手に入らないことが多いですよね。むしろ恋愛にとらわれず、生き生きといいオーラを出して過ごしていると、恋愛のほうから自然に寄ってくるもののようにも思います。しばらくは次に良いパートナーを得るための準備期間と考え、人生の中の「恋愛以外の部分」をしっかり整えることのほうに取り組んでみるといいかもしれません。

■年齢とともに自分を嫌いになってしまう人も!?

投稿には、「この歳でいくらかわいいと言われようと結局30代。若い子にはかないません」といった一文も見られます。年齢を経ると、失われていくものも確かにありますが、さまざまなケースを見る限り、私はそれ“だけ”が恋愛に影響しているわけではないように思います。

年齢を重ねたことが恋愛のネックになるのは、「年齢を重ねた自分を、昔よりも嫌いになっている場合」に顕著です。
思い描いていたような人生を送れていない自分に失望していたり、悪い方向に考えすぎる癖や猜疑心が強くなっていたり……。そうしたことが、その人が本来持っている魅力やオーラを弱めてしまい、結果、恋愛もうまくいかなくなってしまう、というわけです。

自己評価が厳しい人にとって、「常に今の自分を好きでいる」のは簡単なことではないでしょう。でもだからこそ、その難しいことをクリアし、健やかな自信を保てている人は、他人の目にも魅力的に映るのではないでしょうか。

何歳であろうと、目指した場所にたどり着いていなくとも、「今の自分の価値を信じる、揺らがない気持ち」を育てていきましょう。生きていることの価値を感じられるよう、自分の心が躍るような場所や取り組みを探し、どんどん実行してみましょう。行動を続けていれば、少しずつ、でも必ず毎日の気分に変化は起きてきます。

■ 明日を楽しみに生きるには? この経験もひとつの成長

トピ主さんは長年ずっと継続して仕事に行き、自分で稼いで暮らし、会社や社会の役にも立っている。
働いてきた分だけ、身についてきたスキルもあるはずです。100%の自信とは言わなくても、「私だってそんなに悪くはない」くらいに思うことは難しそうですか? 自分という親友が同じ状況で自信を持てずに悩んでいたら、どんなアドバイスをしてあげますか?

その後の投稿では、英語を勉強しようと決めた、と決意をつづっているトピ主さん。「結婚や出産に焦る絶え間ない気持ちや彼に執着して日々思う思いの矛先は、全て勉強に向けたいと思います」とのこと。明日を楽しみに生きるためには、「自分の好きなこと」を見つけ、それにどんどんコミットしていくのが最良の方法だと私も思います。

たった一度の人生を謳歌するために、自分で自分の足を踏み出せた。今回のこの経験は大きな財産にもなったはず。いつかまた落ち込む瞬間がきても、トピ主さんはもう、そこから立ち上がる方法を知っています。ということは、昨日の自分より、ひとつ素敵な自分になれた、ということではないでしょうか。

(外山ゆひら)
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