「積極的に!という言葉が嫌いです」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。
トピ主さんは、婚活に励んでいるものの、「積極的に!」と言われるのに疲れた……という30歳代女性。アドバイザーから「逃したくないなら積極的に行きなさい!」と言われ、それでうまくいかなければ、「男性に誘ってもらえるように仕向けないと」などとも言われ、どうすればいいのかわからなくなっている様子。相談所の出会いでも、自然恋愛の駆け引きが必要なのか?などと尋ねています。
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アドバイスを鵜呑みにすると、翻弄されるだけかも?
「(関係を)続けたいお相手に出会うと反応が怖くて躊躇します」というトピ主さん。一方で、「断られてもいいから会いたい人に申し込む」「初期段階で前のめりになる」といった記述も。
どうやらトピ主さんは、もともと恋愛において十分積極的に行動できるタイプのようですね。「相手の出方を待つ」のも苦手で、性急なところもある様子。
さらに現在は焦りも加わり、たくさんの出会いの数をこなすような婚活を行っているようです。
それなのに、「積極的に!という言葉が嫌い」なのは、積極的にアプローチしたところで今まで彼氏ができなかったじゃない!といった反発の気持ちがあるのかなと察します。しかしながら、「積極的に動きすぎることが今までの敗因だ」と自分で思うならば、他人にどう言われてもそのアドバイスを聞かない、という選択もあります。
人の意見を聞く柔軟さも大切ですが、「私がこう思うから、こうする」といった行動指針も持っておかないと、他人の言うことに振り回され続け、うまくいかなければ他人のせいにする――といった繰り返しになってしまうかも。それは望ましくないですよね。
「最終的にどうするか」は自分で決めて、その結果も受け止める癖をつけていきましょう。交際スタートに成功しても、その後の関係性構築や意思決定の過程は二人でやっていくことになりますし、ある程度は自分の考えで動けないと、その先がうまくいかないかもしれません。
自分をよく知れば、合う相手にもピンと来やすくなる
婚活は「自分に合った異性」を探すのが目的。
短期間でそれを成し遂げるには、「自分をよく知ること」が大切になってきますので、「私にはこういうところがあるな」をたくさんピックアップしていきましょう。親兄弟、友達など、自分をよく知ってくれる人の意見をもらうのもおすすめです。
投稿には、「恋愛ベタで不器用で、沸点が高く惚れやすく、昔から男性を追ってしまう」「男性慣れしておらず、女性といる方が居心地いい」などといった自己分析も見られます。
「惚れやすい」とのことですが、男性のどんなところを見ると惚れてしまうのですか? 「女性といる方が心地いい」のは、どうしてだと思いますか? どんなことをしているときに、「男性と一緒にいて楽しい」と思えますか?
これらの答えを一つひとつ考えていけば、自分に本当に合った男性とはどんな人なのか、どんな生き方をしている人となら一緒に人生を歩んでいけそうか、具体的な人物像が少しずつ見えてくるのではないでしょうか。
“恋愛みたいな駆け引き”で異性を攻略するのが目的ではなく、「一緒に生きていける異性を真剣に探そうとする」のが婚活だと考えられるようになれば、多少焦る気持ちがあったとしても、少し落ち着いて行動していけるのではないかなと思います。
まずは「自分を知る」「男性を知る」ことを目的に、楽しみながら取り組んでみよう
ついつい我慢ができず、男性を追いかけてしまう……というトピ主さん。苦手だからこそ、頑張って逆のやり方を実行してみるのもひとつですが、その場合、待っても相手が誘ってこないときは、「見込みがないと諦める」のが正解でしょう。それがどうしても無理だと思うならば、迷わずとことん自分なりのやり方を貫いて、どんどん誘っていくのも成就へのひとつの道だと思います。
「今月は、完全に受け身でやってみよう」「来月は、誘う言葉をもっと工夫してみよう」など、楽しみながら色々と試してみるのもいいかもしれませんね。試行錯誤の繰り返しから、自分の性質が分かってくることも少なくないですし、恋愛における男性心理もいろいろと感覚的に学べるはず。
婚活を通じて、まずは自分を理解していこう、男性というものを知ってみよう……くらいのスタンスで取り組んでみると、遠回りに見えて意外に近道となることもあるでしょう。
「焦り」を感じて仕方ないときは、そんな自分を放置せず、少しでも心に余裕を持てる工夫をするのがおすすめです。心の余裕は、「笑顔」を生みます。笑顔は周囲をいい気持ちにさせ、その結果、異性も引きつけます。たまには婚活以外の好きなことにも思いきり取り組んでみる、家時間をより快適に過ごせるよう空間作りをする、といったことも効果的かもしれませんね。
前向きに取り組んでいけますように。
応援しています!
(外山ゆひら)