「いい感じだと思っていた男性とダメになりそう」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。
トピ主さんは、27歳。元同僚の男性と仲良くなり、ここ2か月、彼からの誘いで2度ほど食事をし、連絡も毎日取り合っていたそうです。しかし、その後急にやり取りが途絶えるように。トピ主さんから時々連絡をしているものの、以前よりペースが落ちており、それがどんどん顕著になっているそうです。今後のベストな対処法について問いかけています。
思い込みで暴走するほど、縁は遠のいてしまうかも!?
彼に迷惑がられているのではないか……と、とにかく不安な様子のトピ主さん。誘いがなくなったことや文面の温度差などから「他にすてきな人がいるのでは」といった推測までしているようですが、一旦、落ち着くことです。
思い込みから極端に判断してしまえば、それこそ自滅してしまいかねません。
彼側の事情はわかりませんが、特段、気まずくなるような出来事もなかったとのこと。「今は少しこちらへの関心が落ちついた(下がっている)のだろう」と理解するのが最善ではないでしょうか。
彼はこれまで4年間、職場でほぼ毎日顔を合わせており、会話もしていた相手とのこと。最近、読書という共通の趣味があると分かってグッと距離が縮まったものの、“新しい関係”としての興奮は、少し落ち着いてきたのかもしれません。
理由はどうあれ、相手があからさまに引いているならば、こちらも同じくらいにテンションを落とすか、一旦、退却姿勢を取るのがベストでしょう。このまま不安を募らせ、彼の反応に一喜一憂していれば、状況はさらに悪化していく可能性も。
難しいかもしれませんが、この2か月のことはひとまず忘れ、以前の自分の生活ペースに戻ってみては。
楽しかった記憶が彼の頭の中に残っていれば、そのうち彼もまたトピ主さんのことを思い出し、連絡がくるかもしれません。
“明るい一途さ”は、歓迎されやすいけれど……
トピ主さんとしては、このままスムーズに恋人関係に移行したい思いがあったのでしょうが、そうはならなかった。期待どおりの展開にならなかったのは、残念ですよね。それでも誰かを好きになり、交際を望む上では、“思いどおりにならない事実や痛み”を受け取る覚悟も、多少は必要になってきます。
ちなみに、恋愛では“一途さ”が相手の心を動かすこともありますが、これは基本的に“明るい一途さ”の場合です。相手がつれない反応をしても、「片思い上等!めげないぞ!」「次はどう攻めようかな!?」などと明るく、相手に楽しい気分や時間を提供できるような片思いならば、相手の心を徐々に掴んでいくこともあるようです。
しかし、“暗い一途さ”はなかなかうまくいきません。まだ好きかどうかわからない相手から、「どうして急に冷たくなったの?」「私なにか悪いことした?」「前みたいに返事をくれないと不安になる」なんてネガティブな気持ちをぶつけられたら、どうでしょうか。
気持ちが高まるどころか、萎んでいってしまいそうですよね。
「貸し借りしあっている本を“口実”にして、また連絡しようかと思っている」とのことですが、そのような作為的な下心を感じさせるほど、彼はさらに引いてしまうようにも思います。
「相手からの働きかけ」もなければ、恋愛は始まらない
「自分の気持ちに区切りをつけるためにも、もう一度、勇気をもって連絡してみたい」とのこと。ケジメをつけたいならば、玉砕覚悟でぶつかってみるのもアリだと思います。彼との縁は切れたとしても、次の恋愛に向かうことができますし、それもトピ主さんを幸せにする選択のひとつでしょう。
「やっぱり、彼との未来にも望みを残したい」というならば、彼への優先度はグッと下げつつ、“保留”にしておくのもひとつです。「流れに任せてみよう。縁のある相手ならば、また状況が動くときが来るはず!」と運を天に任せるような心持ちで、自分の生活を楽しく過ごす。
そうしているうちに彼からの働きかけがあれば、そのときは一歩ずつ、彼のペースを追い越さない程度に距離を縮めていくといいでしょう。
恋愛は、双方からの働きかけがなければ始まりません。「彼からも働きかけてもらうには、どうすればいいのか?」と考えてみると、今までと違う心構えが必要だと気づくかもしれませんね。これを機に、感情のコントロールの仕方や、“いい感じ”になってからの恋の進め方など、恋愛に関する勉強をいろいろとしてみるのもおすすめです。
「経験」は受け止め方次第で、自分を幸せにするための力に変えることもできます。今の状況をできるだけ冷静に受け止めて、ぜひ前向きに歩んでいってほしいなと願います。応援しています。
(外山ゆひら)