30歳代、何を楽しみに生きればいい? 片思いを諦めてから毎日が退屈です

「片思いを諦めてから毎日がつまらない」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30歳代後半のトピ主さんは、取引先の年下男性に片思いをしていたものの、最近は距離を感じるようになり、諦めようと決めたそうです。

「この恋をうまくいくように頑張りたいというのではなく、ただ毎日楽しく過ごしたい」けれど、習い事もそこまで打ち込めていないし、ひとりの夕ご飯にも飽きた。皆さんは毎日何を楽しみに生活していますか、と問いかけています。

目次

・「進展を望まず、好きでいること」もできるけれど……
・今つらいのは、一時的な片思いの後遺症かも?
・まずは毎日の“小さな楽しみ”を見つけていこう

30歳代、何を楽しみに生きればいい? 片思いを諦めてから毎日が退屈です

©leszekglasner- stock.adobe.com


「進展を望まず、好きでいること」もできるけれど……

今回の恋は、想いを明かさないまま、恋愛未満の段階で終わらせることに決めた、ということのようですね。二人で食事にも出かけたものの、トピ主さんの見解では、単なる仕事の情報収集目的だったのではないか、とのこと。

こちらへの興味を失ったようなので追いかけたくはないけれど、「もっと話したい、会いたい」とも思ってしまう。年齢がひと回り離れているため、「仮に付き合えたとしても、周りの目が気になって楽しく過ごせない」とも思う……などとつづられています。


本当はまだ彼が好きだけれど、色々な状況を鑑みて諦めざるを得ないと判断した、というところのようですね。しかし、職場で会って話せるだけで満足だということならば、「一方的にこっそり好きでい続ける」ことも可能です。進展のない恋を続けるのは中々難しくもありますが、相手に直接的な迷惑をかけない限り、そうした選択肢もあることは知っておくといいかもしれません。

今つらいのは、一時的な片思いの後遺症かも?

さて投稿を読む限り、現在のトピ主さんは恋愛そのものというより、「久しぶりに好きな人ができて、職場に行くのが楽しかったこと」を特に引きずっている様子。「ひとりで生きていくことにさみしさを感じている」という記述もありますが、今さびしいのは、恋をしたことによる“後遺症”だと捉えるのが最適だと思います。

「上がれば下がる」のが世の真理。心も同様です。仮に普段の感情の値が60だとしたら、恋をしたことで90に跳ね上がり、しかし諦めざるを得なくなり、一時的に30にまで下がってしまった。
そのために、今は「何もかもが楽しめない」といった後ろ向きの心境に陥っているのでしょう。

感情の波は、時間と共に必ず凪(な)いでいきます。「今は恋の後遺症で、何もかも楽しめないと感じているんだね」と、自分をそのまま優しく受け止めてあげてください。

その上で、「でもこれも一時的なもの。そのうちまたエネルギーが湧いてくるはず!」と心の隅で思っておくのがおすすめです。感情の値が平常時に戻れば、またきっと何か変化や行動を起こす元気が生まれてきます。それが仕事に関することあれ、趣味分野であれ、新しい恋であれ、次の展開が必ずあると信じておきましょう。

併せて、「そう言えば、彼に出会う前の私は何をしてたっけ?」と思い出してみるのも有効だと思います。
彼に知り合う前も、トピ主さんは絶望することなく日々を過ごせていた。それなりに自分らしく、時々は楽しみも感じられる毎日を送れていたのではないのでしょうか。

「人生に一瞬登場しただけの人に、私のすべてを持っていかれたわけではない」。そんなふうに、“彼と出会う前の自分”にも力をもらっていきましょう。

まずは毎日の“小さな楽しみ”を見つけていこう

最後に、皆は毎日何を楽しみに生活しているのか……という点についてですが、毎日という単位で見るならば、多くの人は家族や恋人の有無に関わらず、「とても“小さな楽しみ”と共に生きている」と言えるのではないでしょうか。

例えば、今日はハマっているドラマがある、人気のスイーツが買えた、贔屓にしている球団が勝った、作ったご飯を家族が美味しいと完食してくれた、等々。

トピ主さんにとっての最近の小さな楽しみは、「職場で彼と会って話すこと」だったわけですよね。でもその楽しみを失ったことで、今は少し手持ち無沙汰になっている。
だとしたら、しばらくのんびりして元気を蓄えたのち、また次の小さな楽しみを探してみませんか。

新たにときめく対象を見つけるのもひとつですし、「気になってたけど、見ず聞かずにいたもの」に触れてみたり、「好きだけど、しばらくやっていなかったもの」に取り組んでみたり、気ままに色々なフィールドをキョロキョロ(ウロウロ)してみるのがおすすめです。

仕事での成功や恋愛成就、結婚、出産など、人生には時に“大きな楽しみ”が訪れることもあります。しかしそれは、自分ではコントロールできないタイミングであることも多く、普段から下を向かずに“いい顔”でいられたほうが、そうした出来事に出会える確率は上がるようにも思います。

大きな楽しみを待ちつつも、焦らず腐らず、まずは毎日の中に新しい“小さな楽しみ”を見つけていけるといいですね。応援しています。

(外山ゆひら)

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