35歳。契約社員同士の結婚、うまくいくでしょうか…?



「友達以上恋人未満の彼との今後」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。

婚活パーティーで知り合った30歳の男性と1年間交際している、35歳のトピ主さん。気が合って優しい彼だけれど、「お互いが契約社員」ということが気になり、今後の付き合いをどうすべきか悩んでいます。今まで結婚の話はしたことがないものの、「彼に結婚願望があるか聞くべきか? 聞くとしたら、どう切り出すべきか?」などと読者に意見を求めています。

目次

・「契約社員同士の結婚」で心配なことは?
・結婚の意思が固まらなければ、変化も起こせないかも?
・ハードルを越えるには、強い気持ちや意思が必要

35歳。契約社員同士の結婚、うまくいくでしょうか…?

©auremar


「契約社員同士の結婚」で心配なことは?

今勤めている彼の会社は福利厚生がとても良いため、「できれば転職せずこのままいてほしい」とトピ主さん。しかし、「そこで正社員になるには最短5年かかる」とのこと。一方のトピ主さんは、「全くの異業種に就いて間もないので、正社員になるのは当分先」という状況。「このまま子どもができても大変」という思いがあり、身体の関係を持たずに交際をしているそうです。


契約社員が正社員と違う点は、雇用期間に最長5年という定めがあり、雇い止めが起こる可能性があること。賞与や退職金が少ない(ない)ケースが多いこと、昇進・昇給の機会が少ない(ない)可能性があること、住宅手当や出産休暇・育児休暇などを享受できないケースがあること……等々が挙げられるかと思います。

「結婚も出産も、私は、チャンスがあるならしてもよいかなとは思っている」とのことですが、投稿内容から察するに、トピ主さんは結婚後に世帯収入・支出のバランスが変わったときの心配をしている様子。

契約形態にもよりますが、出産となれば一定期間、トピ主さん側の収入がストップする可能性があり、その後は教育費なども必要になる。そうなると今の雇用状況では、将来的に経済的な不安や不満を抱える可能性があると感じている――。

彼が大好きで仕方ないから結婚したい、とまでの情熱的な動機はなさそうですが、彼の人間性に不満や不安はないよう様子。「仮に出産しても、経済的にどうにかやっていけそうだと思えるならば、この彼との結婚話を進めたい」という心境なのだろうと推測します。

結婚の意思が固まらなければ、変化も起こせないかも?

トピ主さんと同様の状況で、結婚するために正社員へと職を変えた例はいくつも知っています。
「どちらかが正社員になれば、安心して結婚できる」ということならば、正社員になるのに最低5年以上もかかる会社に固執せず、すぐに正社員になれる企業への入社を彼に促したり、トピ主さん自身も得意な業種で正社員になれる道を探してみたり、といった選択肢もあるでしょう。

あるいは、副業をして世帯収入を増やす、生活費を下げられる地域に引っ越す、親世帯とともに暮らす、支出をぐっと控えて貯蓄に励む……といった方法もあります。ただ、どれにしても基本的に“双方の協力”が必要になりますよね。つまり、お互いの「結婚への意思」がまず固まらなければ、そうした“変化”も起こしていけない可能性が高い、ということです。

となれば、まずは結婚について彼と話し合ってみることが先決。聞き方は、「結婚について、どう考えてる?」と落ち着いてストレートに聞いてみるのが一番だと思います。彼もトピ主さんとの結婚や子どもを持つことを望んでいるならば、「じゃあ、どうすれば経済的不安が少なくできるか」という次の段階の話に進めることもできるはず。

将来についてきちんと話し合いができ、「彼とならこの先、何が起きても乗り越えていけそうだ」と思えれば、その段階でトピ主さんの不安もいくぶんか軽減することでしょう。


ハードルを越えるには、強い気持ちや意思が必要

結婚に限りませんが、人生に現れるハードルを乗り越えるためには、ある程度「意思」や「強い気持ち」が必要です。今回の例で言うならば、ハードル=経済的不安になりますが、トピ主さんの心に「この彼と結婚したい!」という気持ちがそこまでないのならば、ハードルの低い(ない)相手を探したほうが結婚話はスムーズに進むかもしれません。

自分の気持ちが分からなければ、「私のこの先の人生に、彼の存在が不可欠だと思えるか」について自問自答をしてみるといいと思います。YESならば、上述したような「経済的な不安を減らしながら、一緒に生きていく具体的な方法」を考えていけばいいですし、そこまで思えないならば、経済的に不安のない相手を探してみるのもひとつ。

あるいは、「結婚や出産はチャンスがあれば」程度で強いこだわりがないならば、自立しあったパートナーとして付き合い、今後のことは気持ちや流れに任せる、という道もあるでしょう。

彼のほうも彼なりに考えていることがあるかもしれませんし、まずは現状の自分の気持ち、そして彼の結婚への意思をきちんと「確かめること」から始めてみてはいかがでしょうか。納得いく答えが出るといいですね。応援しています。

(外山ゆひら)
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