「男性の気持ちは?」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。
アプローチを受け、今春から交際を始めた恋人がいるトピ主さん。しかし彼は経営者で非常に忙しく、交際3か月過ぎた頃からデートの間隔が空くように。そのこと自体は理解しているものの、最近は何度もドタキャンが続いており、また「3度目の無理になったメール」が届いたとのこと。「会う約束をされるたびに、当日メールで断られることが、堪えます」と悩める心境をつづっています。
©yucehan
「予定を振り回されること」がストレスの原因かも
忙しい彼との付き合いは、「寂しいけれど納得していた」とトピ主さん、しかしここへ来て、「この先待つべきか辛い」と心境に陥ってしまっている。約束をして、リスケして、またダメで……という繰り返しに疲れ果てているようですね。
いっそ最初から、数か月会えないと言ってくれた方が楽なのに!といった心境にもなっている様子。
「会えないガッカリ感」だけでなく、「何度も予定を振り回されている状況」にも嫌気が指してきているのかもしれません。
彼にも会いたい気持ちがあるからこそ、かつトピ主さんの気持ちが自分から離れてほしくないと思っているからこそ、何度も約束をするのでしょうし、その気持ち自体に嘘はないのだろうと思います。立場上、忙しいのも仕方ない。
しかしだからといって、トピ主さんの時間や予定を何度も振り回していい、ということにはなりませんよね。特に「当日無連絡キャンセル」「約束の時間の直前に無理になったメール」などは、怒って然るべき行為。それをされると嫌な気持ちになる、という点はきちんと伝え、「忙しいなかでも、ストレスなくうまく会える方法に変えていこう」と提案してみてはいかがでしょうか。
多忙な彼と、上手く付き合っていくコツ
ということで、トピ主さんのストレスが少なくなる“会い方”を、いくつかご提案してみますね。
1)会えるかどうかはっきりしないときは、自分から断る
当日になって連絡が付かないときなどは、待たずに「今日はもう会うの、やめよう」と自分から先に連絡を入れてしまいましょう。
「相手を待ち続けて、結局ドタキャンになった」というのと、「自分から断った」というのでは、その後の気分や感触も違ってくると思います。
2)「自分が会いたいとき」に当日連絡してみる
「会う約束を”される”」という表記もありますが、彼に予定の主導権を握られていることも、おそらくストレスの原因。通常、仕事の忙しさには波があり、タイミングが合えば突発的に会う時間を作れることもあるでしょうから、事前に約束をするのではなく、会いたくなったときに「今日もし空いてたら、会えない?」と自分から積極的に提案していくのも一案です。偶然会えたらその時間を思いきり楽しみ、ダメならあっさり受け入れ、次の機会を狙いましょう。
3)事前にドタキャンになった場合の予定を立てておく
ドタキャンを許し続けるのはあまり良くないと思いますが、今後も約束して会うのであれば、事前にドタキャンになった場合の予定を立てておくのもひとつ。「会えなくなったら、〇〇に出かけて楽しもうっと!」と決めておけば、ドタキャンになっても、「彼のせいで休日を無駄にされた」と嫌な気分になる度合は減らせるでしょう。
4)「彼は遠方にいる」くらいに考え、日常生活に組み込まない
彼は「10月から大きな仕事が入り、1年半ぐらいはかかりっぱなし」という状況とのこと。社運をかけたプロジェクトなのかもしれませんね。
この時期を別れずに乗り越えたいと思うなら、ひとつのたとえですが、いっそ「1年半、遠洋漁業に出てしまった」とでも考え、彼は近くに“いないもの”として生活するのもひとつ。たまにふらっと港に帰ってきたら、デートを楽しむ……といった会い方で満足できるならば、今の状況でも交際は続けられるかもしれません。
ただそのためには、「恋人がいなくても有意義な休日を過ごせるスキル」を身につける必要も。また、せめてもメールや電話での連絡頻度は増やすようにしないと、気持ちが離れてしまいかねないので要注意です。
「どんな人と、どんな人生を送りたいか」を考えていこう
そのうち忙しさが落ち着く時期も来るかもしれませんが、彼は今後も、基本的には“仕事に没頭する人生”を送る可能性もあります。「そういう男性と生きていくこと」について、トピ主さんはどう考えていますか? 結婚を考えているならば、それを見極めることも必要ですよね。
「自分はこの先、どんな人生を送りたいのか」「どんなパートナーと一緒だったら、人生の喜びをより感じられそうなのか」。視野を広げつつ、そうしたことを考え続けていけば、そのうちに、彼との交際をどうするかという結論も見えてくると思います。
連続ドタキャンはしんどかったでしょうが、「大事なことを考えるためのいい機会」だと捉えてみるのも一案。ここから少し、時間をかけて「彼との人生」という選択肢についてじっくり探ってみてはいかがでしょうか。応援しています。
(外山ゆひら)