年下の同僚への「叶わない片思い」気持ちを抑えられません…!

「叶わない片想い」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30歳の同僚男性を好きになったという、アラフィフのトピ主さん。彼は「仕事もできるし、とても自分を持っていて、尊敬できる人」。しかし年齢差もあるし、社内に恋人もいる様子で、トピ主さんは恋愛対象としては見てもらえないと判断したため、「良き同僚としてお互い尊敬しあえる関係を保っていこうと覚悟した」とか。しかし、どうしても気持ちを抑えられない……と苦しい胸の内をつづっています。

目次

・「望む距離感」が異なると、人間関係のバランスは崩れやすい
・女性の本気の好意を、彼はどう受け止めると思う?
・「彼のいない世界」は容易に訪れるから

年下の同僚への「叶わない片思い」気持ちを抑えられません…!

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「望む距離感」が異なると、人間関係のバランスは崩れやすい

この先、彼が誰かと結婚して家庭を築いていく姿を見るのは“生き地獄”だと感じるものの、自分の気持ちを伝えて「同僚として良い関係すら無くなってしまったら」「彼のいない世界なんて耐えられない」という葛藤をつづっているトピ主さん。

今までは「私と話している場面で彼が楽しそうなら、それだけで満足」だったそうですが、最近、彼がとてもそっけなく感じるとか。気持ちがバレて、避けられているのではないか……と落ち込んでいるそうです。


つまり「彼がそっけなくなったと感じること」が、今回投稿した直接の引き金のようですね。彼が勘づいているかどうかは推測の域を出ませんが、社内の恋人から「仲良くするのを止めてほしい」と言われたり、期待を持たせないよう彼が自主的に接触を控えたり、といった可能性もあるでしょう。しかしながら、トピ主さん側が一方的にそっけないと感じてしまっているだけ……ということも十分に考えられます。

お互いの望む距離感が異なると、人間関係がギクシャクしやすいのは事実。彼が同僚として普通の対応をしていたとしても、それがトピ主さんが望む距離よりも遠ければ、無意識に「距離を取られた、そっけない」と感じてしまいやすいです。そう感じて落ち込めば、態度も不自然になり、すると彼のほうも「最近なんだか普通に話せないな」と感じて、より距離が空いてしまう――。

恋心を募らせると、そうした悪循環も生まれやすいという点は覚えておくと、平常心を取り戻すのに役立つかもしれません。

女性の本気の好意を、彼はどう受け止めると思う?

投稿には「釣り合いの取れる年齢だったら、玉砕覚悟で気持ちを伝えることだってできるのに」という記述も。
トピ主さんにとって、“年齢”が大きな障害となっていることも読み取れます。15歳以上離れているとなれば気になって当然だと思いますが、年齢への意識は個人差も大きく、それを自ら身を引く理由とするかどうかはトピ主さん次第です。

ひとつ、考えてみてほしいことがあります。彼は女性が大切に抱えている想いを迷惑がるような人物だと思いますか? 歳上の女性に「好きになってしまって、伝えられずにいられなかった」と告白されたら、「気持ち悪い、うっとうしい」とぶったぎるような男性だと思いますか?

少しでもそう感じる節があるならば、告白せずに身を引いたほうが傷は浅くて済むでしょう。しかし世の中には、異性に真剣な想いを伝えられた際、たとえ好意に応えられないとしても、真摯な対応をする人もいます。もし彼がそういう人物ではないかと思うならば、玉砕覚悟でも気持ちを伝えることで、トピ主さんは清々しく諦めることができ、前に進める可能性もあるでしょう。

「彼のいない世界」は容易に訪れるから

見返りを求めず、ただ好きな“だけ”で満足できるならば、遠いところから想い続けるという道もあります。しかし、その後の投稿では、「彼に片想いすることが、すごく悪いことみたいで、もう辛い」といった思い詰めた様子もうかがえます。


苦しい気持ちを抱えながら関わっていると、彼との関係をいっそう悪くしてしまう可能性は大。「しばらく距離を取って、熱を少し冷ましてみる」のも一案です。社内で顔を合わせるのは仕方ないとしても、2人きりの時間を作らない、仕事以外で彼と会いそうな場所には近づかない、ひとりで悩む時間を作らないよう工夫する……など毎日の行動パターンを変えてみるといいでしょう。

それに「彼のいない世界なんて耐えられない」とのことですが、部署異動や転勤、あるいは彼の恋人が二人の関係をNOと言えば、“彼のいない世界”は簡単に訪れます。そのことだけは胸に留めておきましょう。それが嫌だと思うならば、“自分自身のために”告白してみるのも手。諦めるしかない状況に自分を追い込むのですね。叶わない片想いを本気で終わらせるためには「本気で諦めると決心すること」、そして「恋愛以外のものにエネルギーを向けていく努力」が肝心です。


ステキな人に出会えたことや、幸せな気持ちをもらったことは、トピ主さんだけの宝物。恋をしたことを否定する必要はないと思います。ただ気持ちが膨らみすぎて自分が良くない状態に陥ったり、関係が悪化したりした際は、想いを伝えて終わらせる、距離を取るなどして「自ら恋を葬ること」も、人間関係を完全に壊さないためのひとつの手段と言えるかもしれません。

無論、一か八か人間関係が壊れるのも覚悟で、恋心をぶつけてみるのもひとつの選択。どちらを選ぶかは自分次第です。大切な恋の気持ちを、できるだけ後味の悪くない形で着地させられるといいですね。応援しています。
(外山ゆひら)
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