■3. 血液型と性格の関係性
血液型の違いと性格の違いについて、科学的な根拠はありません。血液型の違いは抗原の違いであり、その抗原も実際は200種類以上存在していて、血液型占いではそのうちの代表的な2つを取り上げたにすぎず、抗原の有無が人の性格に影響を与えるという事実はありません。
つまり、血液型占いそのものには全く根拠が無いと言っても過言ではないのです。
■4. 血液型占いが当たる理由
それでも血液型占いを聞くと当たっていることが多くあります。その理由のひとつは子供のころから聞き続けてきたからです。「あなたはA型だから几帳面だよね」とか「AB型ってことは二重人格なんじゃないの」とか、何度も何度も聞いているうちに、自分がその血液型占いの性格に沿った行動を取ってしまうと言われています。
成人するまでA型だと信じていた几帳面な人が、検査をしてO型だと分かってからルーズな性格に変わったという例もあります。環境によって性格は培われていくものなのです。
■おわりに
血液型占いは現代日本に根強く広がっています。ちょっとした会話のアクセントに血液型を聞いてみると、意外と話がはずむことも多くあるので、軽い話題のひとつぐらいの意識で使うことが肝心です。