占星術をもっと深く知ろう!~天王星、海王星、冥王星編~
西洋占星術では、10の天体「月、太陽、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星」の動きから運勢を読み解きます。「天体」と聞くと、「占い」よりも「天文学」を思い浮かべる人も多いでしょう。今は「占星学」として区別されている星占いですが、実は遠い昔、天文学から生まれたのです。
天文学的な天体の特徴と、占星術的な天体の象徴の興味深い結びつきを、3回に渡ってご紹介します。
■天王星
天王星は、土星の外側に発見された最初の惑星として、伝統的な天文学と占星学に大変革をもたらしました。変化や革新を象徴する天王星に相応しいエピソードでしょう。冷たいガスの雲で覆われ、熱を持たない天王星は、容赦ない変化をもたらすクールな惑星です。
自転軸が98度も傾いたほぼ横倒しの状態は、天王星が象徴する「個性」を彷彿とさせます。
その個性と斜めから見上げるユニークな視点は、新しい展開や現状打破に欠かせないものです。天王星のリングは現状を手放して変わる勇気を、オーロラは手に入れる未来の光を意味しているのかもしれません。
■海王星
太陽系で最も強い風が吹く海王星は、はっきりしない数の衛星を持ち、予測のできない霧に包まれ、ぼんやりと宇宙に浮かんでいるように見えます。