最近は、健康志向が世界中で広まって、カロリーゼロ、低脂肪食品などが当たり前のように私たちの選択肢に加わりました。でも、カロリーをカットしたものは、果たして本当に健康にいいのでしょうか?ここでは、ニューヨークのヘルス・センター「Tournesol Wellness」に所属する栄養士、レイチェル・ハーヴェスト氏によるアドバイスをご紹介していきます。
■「低脂肪」食品に多いものとは?
ダイエットを意識している人ならば、誰でも選びたくなる「低脂肪」と表示された食品。でも、ある調査によれば、「人はそれが低脂肪食品だと知っていると、油断して、通常の30%以上も多く食べてしまう傾向にある」といいます。また、いちばんの問題は以下の通り。
「食品メーカーが低脂肪食品をつくる際、必然的に、いくつかのフレーバーを取り除きます。しかし、これを補うために(味を少しでも良くするために)、砂糖を加えることがしばしば見受けられるのです」
つまり、脂肪分は確かに「低い」かもしれないけれど、糖分はたっぷり摂ってしまっている、というケースがあるということです。
■「カロリーゼロ」ドリンクの落とし穴
「カロリーゼロ」