洗浄の基本!「固形石鹸」を見直そう!
今は液体派の方が多いかと思いますが、今いちど見直してほしいのが、固形石鹸です。
■1.洗浄剤の目的は?
液体の方が種類も豊富で、香り、テクスチャー、特徴(肌への負担、美白、保湿など)、利便性(泡立てなくて良い等)、容器のデザイン性などで固形系より魅力な点が多いのは確かですね。
しかし、洗浄剤の目的を考えてみてください、最大の目的は汚れを落とす事です。いくら香りや利便性が良くても、汚れが落ち切っていなければ意味がありませんよね。
■2.洗浄剤のタイプ別特徴
洗顔料を例に見ていきましょう。
現在洗顔料には色々なタイプがあります。
・洗顔フォーム(クリームやリキッドタイプ)一番種類が豊富で、様々な特徴を持っています。しっとりタイプの多くは30%くらいの油分を含み、肌に油膜を残すことでしっとり感を与えます。
・パウダータイプ洗浄力が強い物から弱いものまでさまざま。最近人気の酵素洗顔はこのタイプが多いですね。
・泡タイプ泡立てる必要がないので手早く洗顔できる利便性が特徴。泡立てるのに発泡剤が多く配合されている商品もあり、肌への刺激が強いため、選ぶ時には注意が必要な商品も。
・固形石鹸昔からある固形石鹸タイプ。余分な油を含まず、しっかり汚れが落ちて、余分なものが肌に残らないのが一番の特徴。
■3.固形石鹸を見直す
最近では、石鹸の本来の目的である汚れを落とす以外に、潤いを残す効果や美白効果などプラスαの特徴を前面に打ち出す商品が増えてきています。ただ、石鹸は洗い流してしまうものなので、保湿や美白成分が配合されていても意味がありません。
洗ったのにしっとり感じるのは油分を残しているからです。そんな状態で化粧水や美容液をつけても油膜で美容成分が浸透しないのは明らかですよね。そこで、ここはひとつしっかり汚れを落としてくれて、肌にも優しい(余分な成分が入っていない為)固形石鹸を見直して欲しいのです。
■おわりに
保湿や美白成分などは化粧水や美容液で補えば十分です。固形石鹸で先ず汚れをしっかり落とし、その後保湿や自身に必要な美容成分を補うようにしましょう。
(下山一/ハウコレ)