逆に危険?化粧品で注意すべきは「防腐剤が入っていない」もの!
ご存知の通り、化粧品には水分が多量に配合されています。また、油分や糖分などを配合しているものも多いため、微生物が住みやすい環境であると言えます。
防腐剤と言うと、「有害なもの」というイメージが強いですが、細菌が繁殖してしまうのを防ぐために防腐剤は必要なのです。
■1.防腐剤が配合されているわけ
昔、海外でアイライナーの中に混入した緑膿菌が目に入り失明するという事件があり、それが切っ掛けとなって防菌や防カビ対策が取られるようになりました。
現在、化粧品を製造する際、使用する原料や水を始め、容器の殺菌や製造タンク、充填ラインの洗浄には細心の注意が払われています。その上で化粧品を開封し使い始めた際、手や空中菌などからの汚染を防ぐため、多くの化粧品には最低限の防腐剤が配合されているのです。
防腐剤には色々ありますが、化粧品に使用されているものは、人体、あるいは皮膚に対して、安全であるものが選ばれています。
■2.防腐剤を配合していないというカラクリ
しかし、市場では未だに防腐剤が有害だという認識を持っている人が多いため、各メーカーは商品戦略上、防腐剤を配合しないことを謳っている商品が多いのです。