・・・私は救貧院で様々な人をお風呂に入れていました。いちばん最後に、アカがたまってあちこち膿んでいるような老人が来ました。よく顔を見ると私の祖父でした。祖父は浴槽に入るのですが、私はぞっとして祖父を押しのけてしまいました。すると祖父の顔が半分くずれてしまったのです。
これは筆者の著作で紹介した、当時18才女性の夢です。夢を見た日の夜、彼女は母から、老人ホームに入っている祖父がベッドから落ちて顔を半分ケガした、という話を聞いて驚いたそうです。これは一種のテレパシー夢になっています。
風呂場にまつわる夢は、時に怪我や事故を暗示することがあるので要注意です。風呂場は心身・運気の浄化の場所なので、夢のストーリーによって吉凶両面を持つシンボルのひとつなのです。ではお風呂にまつわるいくつかのシンボルについて、夢の実例を交えて解説します。
■大衆浴場、サウナ風呂の夢
・・・繁華街のサウナから出ようとしているのですが、自分の靴が見つかりません。とりあえずスリッパのまま帰ろうとするのですが、下が濡れていて滑りやすく、歩こうとするとスリッパが脱げてしまいます。
イライラしながら誰かを呼ぶと、のんびりと女性従業員が段ボール箱を持ってやって来ます。