翼は小型飛行機のように長く、リビングからはみ出しているというか、なぜか部屋の壁も天井もないので、床を除いて外の景色と一体なのです。私は少し斜め上からその鳥を眺めています。リビングには両親がそろっていて、父と鳥は向かい合って何かを話し合っているようでした。
これは40代女性の夢の実例です。この夢を見てからまもなく、彼女は実家の父親が重い病気にかかっていることを知ったそうです。これは霊夢の一種ですが、怪鳥の夢は何らかのメッセージをたずさえてやってくる霊的な使者を意味し、身近な人や家族が夢の中に登場する場合、彼らにまつわる思いがけないトラブルや災厄、予期せぬ知らせを運んできます。また、奇怪な鳥のイメージほど、急な体調変化や健康トラブルの暗示になっていることがあります。
■フクロウの夢
フクロウのイメージは人間の魂です。
西洋では幸運の象徴となっているのですが、フクロウの本質は、闇夜にまぎれて音もなく忍び寄る、夜の世界においてはもっとも危険な猛禽類です。基本的に「夜」のイメージは、夢の世界では「隠された物事」を象徴します。人間の顔に似たこの奇妙な鳥は、自身の潜在的な問題を暗示し、先々の凶兆を知らせることがあります。