「赤い糸の運命を信じること」と「ストーカー的思想」の明らかな違いはどこ?
という気持ちが消えなかったのだそうです。そして、その気持ちを打ち消すのではなく、心の片隅にとりあえず置いておいたのだそうです。
そして、そのことをAちゃんは普通に周囲に漏らしていました。普通なら、そんなことを言う女性は、「ストーカー」だと思われて周囲から諦めるように注意や非難を受けるかもしれませんが、Y先輩の彼女の印象があまりにも悪かったので、Aちゃんの意見は尊重されてしまったのです。
先輩の友人たちは、Y先輩の彼女がAちゃんであった方が楽しい時間が過ごせると考えたようです。
■ときは動く?運命なら流されてみるのもよいのかも?
ところが、運命はAちゃんの味方だったようです。3年の時間がかかってしまいましたが、Y先輩は彼女とお別れする結果となり、Aちゃんは、先輩の周囲からその知らせを速報として受け取ったのだそうです。
後は、Aちゃんの気持ちを周囲が思いっきり後押ししてくれました。
Aちゃんにとって、「先輩とのデートはいつも大勢で」が普通でした。Aちゃんの居場所も、2人の時間も、周囲が全てお膳立て。
こうして、あれよあれよと皆からもてはやされて、文化祭でパートナーに!それから、2人でドライブに行くチャンスを作ってくれたのも周囲の仲間たちだったそうです。