美容と健康の大敵?それとも味方?知っておきたい「油」のこと
みなさんの日常生活には欠かせない油。一概に油と言っても、美容や健康に良いものから体に蓄積されて肥満の元になるものまで、様々な性質をもっています。正しい油の性質や取り方を知り、美容や健康に役立てましょう。
■『油』と『脂』の違いって?
先ずは、『油』と『脂』の違いをみなさんはご存知ですか?一般的に『油』は植物性で常温で液体のもの、『脂』は動物性で常温で固体のものを指します。大豆油、コーン油、紅花油、ヒマワリ油などでは『油』、バター、ラードなどは『脂』に分類されます。例外として、魚の油などは動物性ですが、常温で液体のため『油』と書き、カカオ油は植物性ですが、常温で固体なので『脂』と書きます。
■油の種類
油の種類は含まれる脂肪酸によって大きく2つに分けられます。
・飽和脂肪酸飽和脂肪酸はバターやラードなどの『脂』に多く含まれ、チーズやクリームなどにも含まれています。
そして、体内で吸収されると体脂肪として蓄えられるので太りやすくなります。ダイエットの天敵と言える脂です。
・不飽和脂肪酸不飽和脂肪酸は常温で液体である、植物性油と魚油に多く含まれています。更に不飽和脂肪酸は細分化され、オレイン酸(オリーブオイルやゴマ油など)