京都が好きな私は、よく京都に訪れます。そんな京都の風物詩といえば芸妓さん。一見華やかな彼女たちには、とても素晴らしい文化が詰まっています。今回は、そんな芸妓さんから「いい女」について考えてみます。
■1.芸事は一生
芸妓や舞妓というと、とても華々しいイメージですよね。華やかな宴会に、楽しい踊り、美しい着物。多くの女性が、一度は憧れたことがあるかもしれません。
しかし、私たちがみている芸妓さんは、ほんの一部。
芸妓である以上、彼女たちは一生芸を磨き続けるといいます。三味線やお花 、お茶や舞踊。これらの芸を、芸妓である期間はずっと学び続けるのだそうです。
彼女たちの凛とした美しさの秘密は、毎日厳しい先輩に付き、自分を磨いているところにあるのかもしれません。自分が仕事にしていくものを、一生学び続ける。そんな芯の強さを持てたら、きっと強く美しい女性になることができるでしょう。
■2.食事は特別な人とだけ
芸者の世界のことを花柳界といいますが、このお座敷で芸をする花柳界の世界では、お座敷でのお食事が禁止されているそうです。お座敷では、芸はするけれども、お食事はしない、のです。
その理由として、お食事は特別な人とだけするものだという考え方があります。